変態児童文学の巨匠(自称)大塚聰が世界の子供たちに贈り付ける
自己満足と偏執と妄想の世界
こぐまのハウアス
HOURS the Little Bear !
25話:どうぶつの国
今日は、偏執的なこだわりを持った、或るアライグマのお話です。
ラー:やあ、ハウくん!!
ハウアス:オッス、ラーくん。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
えっ?
・・・・・ど、どうしたの?その格好!!!!!
この似非童話をご覧になっている方は、なにがおかしいのか分かるでしょうか?
ハウアス:ズボンどうして穿かないの!?
ラー:だってさ、僕たち動物じゃん。
別に服なんか着なくたって平気でしょ?
ハウアス:否、でもさ、一応この世界では、
動物でもちゃんと服を着る事になっている筈なんだけど。
ラー:でも、はっきりしないんでしょ?
ハウアス:ちょこっとどっかで聞いただけだから、
はっきりとはわかんないや。
ラー:なら、ボクはこのままの生活を送るよ。
ハウアス:あッ、ちょっとッ!!!!!
・・・・・大丈夫かなあ?
・・・・・・・・・・
ラーくんはその後、おまわりさんに
補導されてしまいました。
そして・・・・・。
ラー:・・・・・いやあ。参った参った!!
ハウアス:参ったのはこっちだよ!!
ラー:心配かけてゴメンネ。
取調べ室に連れて行かれてさ、「どうしてこういうことしたの?」って言われてさ、
「いや、動物だから、裸でも平気だと思ったんですけど」って言ったら、
この世界は、人間界と同じ様に服を着る事が法律で義務付けられてるって言ってた。
ハウアス:ほらっ、ボクの言った通りだったろ!!
ラー:うん、そうだったね。
それからボクは「猥褻物陳列罪って言うけど、
別に猥褻なものを並べてるわけじゃないんだけど」って言ったの。
ハウアス:そしたら?
ラー:そういう問題じゃ無いだろ!!って、怒られちゃった。
ハハハハハッ!!
ハウアス:スゲーアッケラカンとしてんな。
いいキャラしてるよ、ラーくんは。
ラー:「次は無いからね」って言ってた!!
ハウアス:あはははははッ!!
ラー:そういえばさあ、”どうぶつの森”ってあるよね。
ハウアス:うん。
ラー:あそこの世界だったら、別に大丈夫だったんだろうね。
ハウアス:そういえばそうだよね。
たしか、全裸でもOKだったよ。
ラー:いいなあ・・・・・。
ハウアス:いいの?
ラー:まあ取り敢えずは、この程度の露出で
我慢するか。
ていうか、こっちの服装の方が、
よっぽど猥褻だと思うんだけど・・・。
ハウアス:それはさあ、この童話の作者が変態だから
皆無理矢理ヘソ出しルックにさせられてるんだよ!!
大塚聰:ちょっと待ったあ~!!
ハウアス:しゃしゃり出るなよ!!
大塚聰:第21話 でも言ったけどな、
常識をテーマにした、一種の実験なんだってば!!
ハウアス:分かってる分かってる!!
そういうの分かってて言ってるから、
取り敢えず落ち着けよ!!
・・・・・でもさ、やっぱりお前”ヘソ出しフェチ”なんだろ?
大塚聰:否、それは・・・・・。
分かったよ、認めるよ!!
フェチだよ!!
ハウアス:そうらみろ!!
それはともかく、ラーくんは露出大好きな
筋金入りの変態だよね。
ラー:ボクって、変態なのかあ・・・・・。
ハウアス:否定しないの?
納得してんだ。
ラー:うん。
素直が一番だからねッ!!
ハウアス:やっぱここまで前向きでないとな。
さすがはラーくんだ!!
母と子で見る関連アニメ
監督:志村錠児
バップ 2007-7-25
母と子で見る関連絵本
著:このみひかる
あかね書房 2008-12
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