子供たちに野球の指導をしていると
人間が行動する仕組みついて改めて

気づくことがよくあります

 

小学低学年の子供に

『こっちへ投げて』と言うと
大きく手を伸ばせば届く範囲でボールが

飛んで来ます

 

『ここに!』とグルーブを叩いてあげると
構えたグローブの近くにボールが

飛んできます

 

これは『こっちへ』『ここに!』との
言葉のかけ方から起きた違いです

 

ボールを投げる時に「角度はこうで、筋肉

はこう使って・・・」と考えて投げている人は

プロでもいません


それなのにボールが狙った所に行くのは
脳の働きによるものです

 

脳は【狙い】に従って体を無意識に動かす

働きをします

 

あやふやに『こっちへ』と言えば、
だいたいの『こっち』の方にボールは行き

明確に『ここに!』と言えば
ドンピシャの『ここに!』ボールが行くように
脳は体を動かしています

 

これは専門的には

オートサーバントシステム
日本語では自動目標達成システムという
脳の仕組みの一つです

 

夢は実現する
明確な夢を描くと夢は叶う
ということが理論化された脳の仕組みです

 

SSの現場で(生活の中でも)
この【狙えばその通りになる】という機能の
使い方を解らずに、間違った使い方で仕事や

子育てをやっていまっている現実があります

 

こんなに便利な脳の機能を間違った方向で

使ってしまっているその言葉は・・・

 

「ちゃんと・・・」
「もっと早く・・・・」
「もっとしっかり・・・・」
「これまでよりに・・・・」
「がんばって・・・・」

 

これらの言葉が示す曖昧さにスタッフの
脳は反応し“だいたい”の行動をしてしまいます

 

やることが明確で具体的な指示なら
脳は本来持つパフォーマンスを発揮し
達成に向けた行動を無理なくできるようにしてくれます


所長の考える「ちゃんと」とスタッフの考える
「ちゃんと」には開きがあるものです

 

そこを同じモノサシにすることが明確な指示となります
 

チラシを配って”より
“チラシを100枚配って“より
17時までにチラシを100枚配って”より
12時までに50枚、17時で100枚”より
“まずは最初の1時間で15枚”と指示する事が
脳にとっては明確な【狙い】となります

 

明確なモノサシ付きの指示を出すことで
スタッフのやる気は自然と高まります

 

小さなゴールの達成を繰り返すことで
さらにやる気は高まります

 

モノサシ付きの指示は

人間関係づくりや目的の共有などの難しい

ことができていなくても出来る

スタッフ育成(やる気づくり)ですから

何から始めていいか悩んでいる人は

これから始めてみてください