「主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議」なるものがイギリスで開かれた。
来月2日には各国首脳が集まる金融サミットなどもある。
今回の会議も目標は掲げたが、具体的な内容や数値はない。
次回の金融サミットに先送りする確認だけだったか?
それぞれの国の財政が逼迫している中、欧米との溝もあるのに、
税金使って外国まで出向いて何の意味があるんだろうか。
各国の状態は一筋縄ではいかない。
それなのに、集まって会議だけやっている。
「会議は踊る」
ナポレオン戦争後のウィーン会議はそう揶揄された。
今の国際会議は舞踏会こそないけど、そのままだな。
「されど進まず」だしね。
他人事フフン夏バテオランウータン前総理の花道となった「洞爺湖サミット」。
果たしてその内容を覚えている人がどれくらいいるだろう?
確か環境問題が中心だったと思うが、今の経済危機ですっかり後回しにされている。
各国首脳や重要閣僚が集まる国際会議は、その意味がどうも分からない。
まぁ、「オマエがアホだ!」と言われれば反論できないが、
具体案が出ない会議なんて時間とお金の無駄である。
そんな食事会の延長みたいな国際会議を開く金があるんだったら、
食うや食わずの生活をしている人の支援でもしたら?
世界的な不況なんだから、各国がそれぞれの事情の中でまず内需拡大をしなければならないはず。
日本みたいな「土下座外交」やる余裕のある国は他にはないだろうけどね。
いつもこうった場所では、日本の首相や閣僚はいいことばかり言う。
そしてカネだけ持っていかれて感謝されない。
これだけインターネットが進歩しているのだから、
ネットで会議でもしたら?
グーグルなら無料でテレビ電話の如く話せるんだぜ!
使ったことはないが、アメリカ人のお客さんが言っていた。
「今電話なんて古いわよ! グーグルなら無料で顔見ながら普通に話せるわ」だって!
こういったことを国が取り入れればずいぶん経費は浮くけどね。
モニター20台買ったって、帯同していく役人の「旅行代」にもならないだろう。
一度買えばコイツらを連れて行く経費はもう要らないんだから。
そして警備にかかる費用も要らない。
そんなインフラ整備なんてこの時代、さして難しいわけじゃないだろう。
全世界インターネットで繋がっているんだしね。
実際に会って話す会議も大切である。
しかし、年に何回も集まって税金の無駄遣いをするなら、
ネット会議の普及も一考に価するんじゃないかな?
財政的に苦しい国だって、ネット会議なら参加できるメリットもある。
その資金さえない国には、先進国が援助すればいい。
金額はほんのわずかなものだろう。
その土地の文化に触れることも重要だろうが、
2~3年に1度もあれば十分なはず。
そうすればレロレロ大臣の醜態を晒すこともなくなるだろう。