誰もが本当は気付いているのに、誰も言わない事というのはあるもので、今日これから書く内容もその一つだろう。日本は、デフレが長期間続いているといわれているが、本当にそうだろうか?独身で、日常生活の一部としてスーパーやドラッグストアへ買い物に行く僕に言わせれば、少なくとも、有名メーカーが製造してパッケージされている、食料品や日用雑貨については、もはやデフレ状態ではない、むしろインフレに近いものがあると断言したいのだが。
ここまで書くと、「ほう、そう来たか」と思われる方も多いのでは?
せこい、細かい、人間が小さいなどの批判が出ることを承知の上で、具体例をいくつか挙げてみる。
芸能人家族のCMが印象に残っている、某有名シャンプー。この5,6年、ちょくちょくボトルの形が変わるので、どういう事かとよく見れば、そのたびに内容量が減っている。他にも、リンスでも、洗濯で使う柔軟剤なんかでも、その傾向が顕著に見える。更に、毎回ボトルを買っていては、生活費が嵩むので、どこの家でも、一度ボトルを買えば、数年は詰め替えを使うでしょう?この詰め替えの量の減り方の激しさといったら……。上記のシャンプーの場合、以前は、ボトルが800mlくらいの容量だったのに対して、詰め替えは、600mlぐらいはあったはず。それが今では、ボトルが500ml台で、詰め替えは、なんと380ml(昨日買い物に行って驚いた)まで減らされているのだ。これでは、いくら特売時の値段が殆ど変わらなくても、かなりの値上げを行なったのと同じではないか。同じ値上げでも、量が少なくなった分だけ、詰め替え作業の回数が増えて、消費者にとっては負担増で、何のメリットもないではないか?こんなことを考えているのは僕だけですか。せこいのかなぁ。
これに輪をかけて腹立たしいのは、食料品の内容量が減らされていること。今年に入った頃だったか、某食品メーカーのカレールーは、これまで一箱200g入っていた。僕の地元では、特売では98円で買えるので、いつものように、新聞の折込をチェックして売り場に行き、お目当ての箱を手にした瞬間に違和感があった。中身が、軽い…?箱の裏を見てびっくり、190グラムに減らされていた。なんと切りの悪い数字だろうか。僕もせこいけど、このメーカーもせこいでしょ。こんなことするなら、10円でもいいから値上げすればいいのに。10g減らされても、売り場にある他の商品よりは割安なので、買いましたよ。腑に落ちない思いを抱きながら、家路に着いた僕でした。
さて、極めつけはこれでしょう。僕はアメブロを始めてから、週に2,3度、深夜に一杯だけ飲みながら、ブログを読んだり書いたりするのが楽しみになっているのだが、その時に欠かせないのが、またまた、特売で買えるような、いわゆる雑菓子だ。スーパーやドラッグストア(最近のドラッグストアの食品コーナーは馬鹿に出来ませんね。品揃えといい、値段の安さといい)のチラシを調べるのはもちろん、近所に雑菓子のディスカウントショップがあって、週に一度は覗いてみる。1週間くらい前に、近所のスーパーのチラシに、某・元有名サッカー選手が社外取締役をしているメーカーの有名商品が、一袋88円で売り出されているのを見て、早速買い求め、実は昨夜食べてみた。この商品は、確か以前は、5枚入り一袋が8袋入っていて、一パックになっていたはず。だから、僕もそのつもりで、最初の一袋を食べ始めて、あれっ、4枚しか食べていないのに、なくなってしまったのだ。勘違いだろうと思って、次の一袋を開けてみて、超・驚いた。4枚しか入っていな~い。何だよ、これじゃあ、実質的には20%の値上げじゃないか!せっかく特売で安く買っても、こんな風に黙って量を減らされたんじゃ、消費者にとっては、何の収穫もありませんわ。
個人的な意見だが、量を減らして値上げをしないことよりも、これまでと同じ量の商品をを値上げした方が、消費者としては使いやすい。企業は、消費者の目を眩まして、利益を上げる魂胆だろうが、そんなモン、気付いているに決まっているでしょう。文句を言ってもどうにもならないから、言わないだけ。生活必需品は使わざるを得ないから、買うしかないだけ。だけど、腹の中では、大企業だからといって、汚いことをやっているんじゃね~よ。ふざけるなって思ってる。野田政権は、TPPに参加することにしたんですよね。経団連などの経済団体も賛成してるんですよね。関税が撤廃されて、安い外国商品が大量に入ってきた時、消費者はいったいどの国の商品を買うでしょうか?色々と問題の多いTPPだけど、一つだけ楽しみができたような気がする。
以上、体はでかいけど、人間が小さい独身オヤジのボヤキでした。
今日の一曲は、「買物ブギ」 笠置シズ子 1950年(昭和25年)
これは、ブログの内容から連想しました。
実は、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの、「売物ブギ」をアップしたかったのですが、You Tubeにはなくて、オリジナルの方にしました。
子供の頃に、昔の歌として聴いた時は何も感じませんでしたが、自分が年を取った分だけ面白さが分かったような気がします。
それにしても、昔の曲は、結構過激だったんですね。
では、また。