あの人の息子さん的には。 | しまりす日記

あの人の息子さん的には。

今日、興味深い記事を見つけましたよ。

なんと、

ビン・ラディンの息子が、

あの件について意見を述べています。



↓記事へはこちらをクリック。


Bin Laden's Son Agrees With Michael Moor




特に、父親をかばうというわけではなくて、

ただ、

裁判にかけて裁くことをせずに、

いきなりぶっ殺したって言うのは

それこそ「犯罪」なんじゃないか?っていう言い分でございますね。ええ。


arbitrary killing is not a solution to political problems

独断的に殺すことは政治的問題の解決にはならない。





マイケル・ムーアも似たようなことを言っているらしいですよ。

“after World War II, we just didn’t go in and put a bullet to the head of all the top Nazis. We put them on trial,” and insisted that with bin Laden’s assassination, “we’ve lost something of our soul here in this country.”


第二次世界大戦の際は、ナチのトップのどたまをいきなり銃でぶっ放すようなことはせず、

軍事裁判にかけて裁いたわけで、

今回のこの件を機に、

この国は、大事な何かを失ってしまったような気がする。



ちょっと面白かったのが、

文中に、

「どうやらこの息子は

ダライ・ラマよりさらに上をゆく平和主義のようである」

って書かれていて、


ダライ・ラマは、むしろ、

"the Dalai Lama, who suggested that assassinating Osama was an acceptable retribution. "



「ビン・ラディン暗殺は当然の報いである」



って言っていたらしいっつう、、、(爆)



あれですかね、、、ダライ・ラマといえど、一応

気使わないといけない国とかいろいろ

まあ、、、「大人の事情」がそこに、、あるんでしょうけれども。。。



で、結論としては、


「まあ、時間がたってから

もしかしたら、平和主義のほうのビンラディンが

『ほら、言ったでしょ。』っていうような結果をみるのかもしれないけれど、、、」

っていう話でして、



「時間がたってから」といえば、、、



最近、ブログなんかで、たまに、

少し偏った政治論を掲げた方たちがいらっしゃいますよね。

日本の政治について。



それはそれで、言論の自由だから

全然、

いいんですけれども、



例えば、中国や、他のアジア諸国を、

感情的に批難したり。




それも言論の自由だからべつに、



いいんですけれども。



昔、大正時代の

関東大震災の際に、やはり風評が流れて

どこをどう巡ったら

そこへ行き着く??っつう感じで、



当事日本に居を構えていらした

韓国の方たちが、なぜかひどいいじめにあったり、

中には暴力沙汰にまきこまれたりとか

ひどいことがあったっていう

悲しい歴史を、

まあ、わたくしが

小学校、中学校の時の社会科の授業でもならったわけですけど、




今のその風潮が当事の悲しい歴史を

私に思い起こさせるっつうの?




放射能に関する風評被害もそうですよね。。。




こういう不安な時って人は

誰かをスケープゴートにしたいもの。


それがあの関東大震災後、

違う人種を排他するっていう形で現れたんじゃないだろうか。


歴史って、過去から学ぶためにあるものなわけで、

今、そういう人たちの息巻く様子を見ていると、

私的には、

遠い昔の歴史を思い出して少し怖くなる。




「今の日本をなんとかしないと」という

気持ち自体はそれは素晴らしいものなんだろうけれど、




(まあ、個人的に私は

愛校心だのpatriotismだのみたいな、

所属しているものへの愛情とかいうような感情が欠落しているし、

まったくそういう気持ちがわからないどころか


反吐すら出るね、っつう、、、



今のこの時期にこんなこと言ったら

人でなしだの、looserだの呼ばれかねないですけれども、ええ。



なんとでも呼んで下さい。




そこからだんだん、派生して

nationalismに結びつき、、、

だんだん排他主義に結びついて、

はたまた不景気とあいまって

軍国主義と結びつき、



ぼやぼやしているうちに、

第二次世界大戦前みたいな

風潮になっていったら、

真剣に怖いわけで、、、(←考え方が古いですか??)


アメリカは今回のあの件を、

時間がたってから、過ちとして振り返るか

正義が遂行されたんだと見るか、、、



日本も、過去に色々考えさせられることが

たくさんあるわけで、

過去の同じようなケースを振り返って



何が過ちだったのか、

何が正しかったのか、

それぞれに自分の意見・見解を

構築する時なんじゃないだろうか。


そして、情報を受け取る側に回ることが多い、

わたくしどもは、


その情報の、、、、ほんとのところの、

行間に隠された

大人の事情


後ろの思想、

後ろの政治的パワーゲームを、


きっちりきっちり読み取って、

熱狂的に、感情的にならず、

大多数がそう言ってるから、って流されず、


冷静に、
過去の過ちに学び、

前を向いて、


風にも負けず、

雨にも負けず、、、

生きてゆきたひ、、、、←啄木きちゃった???



ではでは。