交渉術その一 | 吉永達哉のコミュニケーション スクエア

交渉術その一

特にビジネスの場でおおいに必要とされる交渉・説得。


ただただ自分の要求を述べても上手くいくものではない。


交渉相手の状況、気分などをよく考慮し、


適切なアプローチをしないと、まとまるものもまとまらない


なんてよくある話です。



そこでコミュニケーションの基礎を飛び越えて


交渉術について、シリーズでご提案しますね。




交渉術その一『状況・環境を変化させる』


交渉の難航を予感したら、いつもと違う状況や環境で交渉しましょう。


代表的な方法は2つ。




1つ目は、担当者を変えること。


同じ事を言っても自分が言えばダメで、あの人が言えばOK


なんて経験、ありません?


交渉の難航を予感している時点で、あなたに多少の苦手意識があるのでは?


そんな時には、思い切って担当者を変えるのも時に有効です。


例えば、あなたが11月21日から3日間、仕事を休み、家族を残し


茨城県ひたちなか市で行われる、地域決勝大会において


伸るか反るかの3連戦に臨むレノファ山口の応援に行くことを


家族に許可して欲しいとき。


予めお子さんが欲しがっていたモノを恩着せがましく買い与え、


てなづけておいて、ここぞという時に


「お父さんさ、レノファの応援しにひたちなかまで行きたいんだって。


オヤジってカッケーなぁ。一緒に行くか?って訊かれたけど、


悔しいけど俺、部活とかあるからさぁ。行けないんだよね。


行くって決まったら、面と向かって言えないから、俺の分も


応援してきてくれって言っといてよ、母さん。」


と言ってもらう。   間違いない!



これでもダメな場合、2つ目、場所を変える。


誰でも人前、人の目のある公共の場では、多少いい人になりたいもの。


それをいいことに、環境を変えましょう。


仕事から帰ってきた自宅のダイニングは言わば奥さんのホーム。


一家の主である旦那さんでもアウェーと言ってもいいでしょう。


ですが第3国に場を変えれば状況は一変します。







例えば、あなたが11月21日から3日間、仕事を休み、家族を残し



茨城県ひたちなか市で行われる、地域決勝大会において



伸るか反るかの3連戦に臨むレノファ山口の応援に行くことを



家族に許可して欲しいとき。


タイミングを見て奥さんをオープンカフェなどに誘い、ランチでもしましょう。


そこでもひとつ重要なのが、交渉は食事前や食事中はNG。


人間は空腹時や食事の邪魔が入った時には機嫌を損ねやすいんです。


ですから食事を終え、カフェラテでも飲みながら切り出すのがいいでしょう。


女性は公衆の面前で機嫌の悪い表情を晒すのは避けたいもの。


満腹感も手伝って、確立はグーンをUPします。




さらに確立を上げたいなら、奥さんの実家へ言った際に告げる。


奥さんの実家は完全奥さんホームですが、


あなたの協力サポーターの義父・義母がいます。


そう、あなたは一人じゃないんです!


義父「いいじゃないか、○○子。日頃男がどれだけストレス貯めて


    会社で頑張ってると思ってんだ。何十万も使うわけじゃなかろうし、


    それに山口のために頑張ってる若者を応援する、素晴らしいことじゃないか!」


義母「そうよ、○○子。お父さんがスナックの女を追いかけ回していた事に


    比べれば、雲泥の差よ。お母さんも行こうかしら。」


義父「おいおい、母さん、そんな古い話を今、持ち出さんでも。。。」


妻  「しょーがないわね。その代わりレノファが昇格したら


支えた私に何のご褒美があるのか、あ~楽しみ♪」


一同「わーはっはっは。。。」


間違いない!





さぁ、あなたも11月21日から茨城県ひたちなか市へ。