東京は春の陽気でした。
春の空の色。。。
春の空色は
「汝窯の色」を思い起こさせます。
汝窯は
中国の北宋時代(水滸伝のお話の頃)の
宮廷の器などを作っていたところ。
私は大学の頃、陶芸をしていて、
土に触るのが好きでした。
(そうえば、畑も土ですね。
土からできるものが好きなのかも。)
なかでも祖父が青磁を集めていたので
青磁が身近だったのですが
雨上がりの空の色ともいわれるこの汝窯の色
(上のチケットがそんな色)
これを再現しようとする陶工の話
(乃南アサさんの「火の道」)を読んでから
テレビ画面や写真ではなく
現物が見たいと思っていました。
先日、それがかないました。
大阪の中之島にある
東洋陶磁美術館で偶然展示をしていたのです。
私は美術館や博物館に
一人で行くのが好きなのですが、
実はここが一番のお気に入りの美術館です。
ここの自然光を取り入れた展示室は
本当に素晴らしいものです。
四季によって、天気によって、時間によって
一つの器がいろいろな表情を見せます。
一年のうちで同じ光がなく
時間もまた、とどまるものではない。
一つのものでも
少しの変化でいろいろな見方ができる
そんなことを
毎回私は感じさせられます。
汝窯の青は
今の技術でも再現するのが難しいとのこと。。。
青というと、
リュウノヒゲの実や
つゆ草が思い出されますが…
野菜や果物では
なかなか思いつかない色ですね。
こちらは去年
話題になった青いバラ。
サントリー ブルーローズ アプローズ
遺伝子組換えによって
不可能と言われていた色を出しました。
青という色は
人が作るにはとても難しい色のようです。
将来、
青い野菜や果物はできるでしょうか?
おねがい
今日もお読みいただき、
ありがとうございます
青い野菜はどんな味かな
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野菜ソムリエ 霜村春菜