ブログを毎日書いていて思うのですが、

読んでくれる人の目をへんに意識すると、
何も書きたいことが出てこなくなります。

自分では無意識でも、

素晴らしいと思ってもらえることを書こうとか、
いい人らしくいいことを書こうとすると、

書き出してみても全然進まなくて、
すぐ途中でやめてしまいます。

ある意味わかりやすくていいですが。笑


素の自分以上によく見せようとしたり、
いい部分だけの自分を出そうとすることに
無理があるようです。


これはピアノを演奏する時も同じで、

『すごい!』と言われようとちょっとでも意気込むと、
たいていろくな演奏にならないです。


「私のハートが弱いからかな?!

これがアメリカ人なら
『一発いいところ見せてやるぜ!』と
ウインクの一つも飛ばして、
ヒーローになるのかな?!」

とも思いましたが、


これは有名な演奏家たちもよく
同じようなことを言っていますから、
多くの人がそうらしいです。
(違う人もいるとは思いますが。)


ブログにしろ演奏にしろ、
テクニックだけではない
人間性を見せる場面では、
そうなのかもしれないなと思います。

エゴが余計なプレッシャーをかけてしまうようです



名ピアニストのレオポルド・ゴドウスキの言葉に、



『演奏会は技術や腕力を見せる機会ではなく、

心の誠実さのための試練である』

 

というのがあります。



“演奏会は技術や腕力を見せる機会ではなく、”

に続く言葉が、


“心の美しさを見せる”や、

“音楽を表現し伝える”などではなく、


心の誠実さのための試練である”とは、


歴史に名を残す演奏家らしく、

有名になっても謙虚に自分と

向き合っていたのだなぁと思いました。


凡人の私が小生意気な考えを持ってる場合じゃないですね(;^_^




10年前の自分を振り返ると、

何もわかってないのに賢ぶって…と

その未熟っぷりに恥ずかしくなることがありますが、


10年後の自分が今の自分を見たら、

また同じように思うのでしょう。



10年後の自分が、

こっぱずかしくてこのブログが見れない!

なんてことにならないように、


目下成長中の自分らしく、

ブログであれピアノであれ、

人生であれ、

未熟なりに誠実でありたいなと思いました。