こんにちは。
カブックス名古屋校講師の竹重です。
株式投資をスタートすると、
いろいろな悩みが出てくる場合があります。
その中でも、特によく相談されるのが、
「ロスカットが頻繁に起こってしまう」
というものです。
ロスカットは、必要と分かっていても、
自分のお金が減ってしまう点で、
気持ちの良いものではありません。
しかし、実はこの
「ロスカットが多い」ということこそが、
ロスカットを正しく行っている、という証明でもあるのです。
正しいロスカットとは、
「損小利大」を目標とした、
損失額が少ないロスカットのことをいいます。
ある生徒さんは、
初めて数か月ロスカットが続いてしまったが、
諦めずにルール通りに取引していたところ、
とある2つの銘柄が買った直後に急騰。
その2銘柄だけで二ヶ月分の損をカバーしたどころか、
一気にプラスになったとの報告を、
嬉しそうに行ってくれました。
勝ち数でいえば、たった2勝。
しかし、利益>損失を達成。
株式投資の理想的なトレードの一つです。
これを達成するためには、
日頃の損失を少なく抑え、
勝ちトレードにたどり着くまでに
口座の資金をキープしておかなければいけません。
そうすることで、たまに発生する大きなトレードで
損失を上回る利益を得ることができるのです。
そのためには、日ごろのロスカットを細かく行い、
負けトレードから素早く撤退しなければいけません。
これを徹底していると、ロスカットの回数は自然と多くなります。
しかし、一回限りのロスカットで、すべての資金を失うよりは、
数が多くなったとしても、損失を抑えることに集中することで、
トレードの成績は向上していくものです。
ロスカットが苦痛になったときは、
早めに大きな損となる可能性があったトレードから
撤退することができたのだと、
自分を褒めておげましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。