キティさんにロック魂を感じる | -Spinof Design- 広告グラフィックデザイン制作、ライフデザインについてのコラム執筆など

キティさんにロック魂を感じる

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今日から始まったハローキティ アート展に行ってきました。
キティラーではなく、おそらくグッズはひとつも持ってなかったと思います。


インパクトのあるイラストですが、95%以上はイメージ通りのイラストなので
ご安心をー。

午前中mixiニュースで見て、3代目デザイナーの山口裕子さんミニトークショーが14:00からあると知りました。

1時間前まで迷っていましたが、山口さんのお話を聞かないと
なんとなく後悔する気がして、銀座へと向かいました。

ちょっと遅れたのですが、10分ぐらい聞くことができました。

「キティとの30年間は、最初は友達。次にパートナー。今はビジネスパートナーです」
「油絵で描いたのは、100年、200年と作品が残るように」
「キティは『女優』です」

サイン会は定員に達していたようで、近くで様子を見ていました。
何人分ものキティを描かれて、リボンを赤マジックで塗りつぶす様子に
ただならぬこだわりを感じました。

羽海野チカさんのサンリオ勤務時代のお話をインタビューで
読んだことがあって、山口さんはランチに一緒に行きたがる部下が
後を絶たないほどの、プロ意識の高い人気デザイナーだそうです。

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私より5歳上なので、敬意を込めてタイトルは「キティさん」としました。
30年間も一つのブランドを育て続けているとは…。

年代ごとのイラストでは毎年テーマが変わっている様子を
時系列で見ることができました。
モノクロが流行した年は白黒のシックなデザインだったり、ある年はタータンチェック推しだったり、いろんな戦略のもとに展開されていました。

ときおりスゴいデザインで世間をにぎわすキティさんですが、
それもそのはず、生まれはロック発祥の地イギリスなのです。
(20年前ぐらいに、妹が「おねーちゃん。キティちゃんはロンドン近郊に住んでいて、体重はりんご3個分なんだよ」と話していました)

1000体ものご当地キティを眺めながら、
「ブランドイメージを保ちつつ、新しい表現に挑戦し続ける」
生き様を感じました。

北海道限定だけでも30体。
山口さんの語った「キティは女優」を受けて、
キティさんも千の仮面を持つ少女だったか…!と思わずには
いられませんでした。

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広島旅行で「宮島しゃもじキティ」を見かけたときは
「仕事選ばないんだなあ」ぐらいに思っていたのですが、
気持ちが180度変わりました!