GWには、ティク・ナット・ハン氏のお弟子さんたちによるリトリートに参加したいと思っておりましたが、仕事の整理がつかず、残念ながら断念。
代わって、一人で自宅で少しゆっくり時間を取りながら、ティク・ナット・ハン氏の本を読んで、一人でマインドフルネス実践をしてみたいと思っております。
それで、まずはNHKで先日放映された2回シリーズを、録画しておいたので少しずつ見ています。
「こころの時代 禅僧ティク・ナット・ハン」
第一回『怒りの炎を抱きしめる』
第二回『ひとりひとりがブッダとなる』
で、反響が大きくて5月7・8日の午前2時過ぎからですが、
再放送されることになったので、まだ見ていない方は是非、
録画してご覧いただければ、と思います。
http://www4.nhk.or.jp/kokoro/ の、下の方をご覧ください。
さて、第一回の『怒りの炎を抱きしめる』・・・
現在でこそ「マインド・フルネス」を伝える第一人者として知られるティク・ナット・ハンですが、青年期までに第2次世界大戦からベトナム戦争までを経験し、たくさんの仲間を戦禍で失った他、
数々の悲惨で許しがたい事件に遭遇し、当然のことながら
幾度となく怒りの炎で胸を焼け焦がしそうになったようです。
そんなときブッダの教えに立ち返り、一呼吸一呼吸、一歩一歩に集中して、そこから心を離さない訓練をすることによって、時には何ヶ月もの時間がかかったものの、その怒りの炎を徐々に徐々に鎮めることができた・・・それが今日、「マインドフルネス」の教えやワークとなって、ますます世界的に注目を集めているわけです。
彼の著書に、『怒り 心の炎の静め方』という作品があります。
(岡田直子・訳、サンガ刊)
その巻頭の、「日本の読者の皆様へ」から、ご紹介します。
「私はよく、『自分の怒りをどうすればコントロールできるのでしょうか』と質問を受けます。
怒りとは、人生を破壊する炎です。
炎を消すためには水が必要です。
しかし、いったん怒りの炎が暴れ出してから、消火対策を考えたり、水を探しに行くようでは手遅れです。
怒りは思わぬ、ささいなことで点火されるので、日頃から心の井戸に水を溜めておくことが賢明です。
その水は、1日を気づきをもって過ごすことで自然と溜まっていきます。
あなたの気づきに満ちた安らかな呼吸とやさしく軽やかな歩みが、水としてひとしずくずつ井戸に溜まっていきます。
安らぎ、思いやり、喜び、理解力、愛が、炎を消すことができる水そのものなのです。」
このブログ、去年の7月から始め、これまで毎朝、ある程度まとまった内容の文章を書こうと、文字数制限ギリギリまで頑張ってきましたが、4月に入社して以降、外出している時間が長くなり、落ち着いて書いている時間が取りにくくなり、このペースを続けるのがかなり負担になってきたため、毎日出すことは継続するものの、文字数を半分から三分の一程度に減らしていこうと思っています。
その分、空いた時間を少しでも、マインド・フルネスで過ごせれば、と思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。