不思議に思うこと。
あ、私の過去を振り返って、不思議だな〜
って思ったことでもあるのですけどね。
カウンセリングを始めたころ。
ご相談者様のご相談って、どちらかというと、
「彼とうまくいっていない。どうやら回避依存傾向のようだ。
だから、どうやったらうまくいくんだろう?」
という方が多かったのですね。
私のスタンスが変わったからだと思いますが、今は、
「どうやったら、恋愛依存をやめられるのか?別れられるのか?」
という方のほうがほとんどになりました。
少しお話を伺うと、実はでもそうでもない。
「本当は好きなのだけど。続けていきたいと思っているのだけど、
つらい、苦しい。ろくな付き合い方をしていないから、
別れなきゃいけないんです。」
ということ。
前者の「本音・心」と、後者の「理性・頭」が戦っているような状態です。
実際にセッション中にお話することでもあるのですけど、
「え、じゃあ別れなきゃいいのに。好きなんですよね?
どちらも選べるはずなのに、
”どうやったらうまくいくんだろう?”
ではなくて、
”どうやったら別れられるんだろう?”
なんですね〜?」
そう言われて、
「そっか、別れないって選択肢もあるのかぁ」
なんて、気づくんです。私も実はそのタイプでした。
友達に相談すると、
「そんな彼なら別れりゃいいじゃん」とか言われたり、
調べれば調べるほど、
「恋愛依存」「アダルトチルドレン」なんて出てきて、
やっぱり別れた方がいいよね…ってなっているので余計です。
その状態でカウンセリングを受けると、
「きっとこのカウンセラーが、依存を、私を止めてくれるんじゃないか!?」
という期待反面、
「また怒られるんじゃないか。そうなると怖い。
変えられちゃう!変わっちゃうの怖い!!」
という怖さもあるという。
なかなかフクザツですよね。
その心の仕組みを知っている上で。話した上で、
「別れたくないはずなのに、別れを考えている…。
もしどちらでも選べるとしたら、自分はどうしていきたいですか?」
と話を進めていきます。
何度も言いますけど、
恋愛依存を克服することは、
彼と別れなければいけない、こと。
恋愛をやめることではないです。
恋愛だけに、彼にだけに囚われずに、
彼がいても、彼がいなくても、恋愛だけで生きているだけでなくて、
自分が自分で楽しい、幸せ♪となることです。
結果、別れることになる人もいるかもしれないし、
(実は”その人が”好きじゃなかったとか、スペックだけで選んでたとか、
自分を責めるためにその人を選んでたとか気づいちゃった人とかは)
結果、付き合い続けることになるかもしれません。
(実は相手の好意を受け取っていなかっただけで、
ちゃんと愛されていたことに気づいちゃった人とかは)
その人にとっての『幸せ』は、人それぞれです。
別れることだけではないし、我慢して続けていくことだけではないです。
どうなるかは、その方次第のオーダーメイド。
けど、それって一緒に話していくうちに分かっていくことです。
実はそれに気づきたくなかったりもしますから…
そこをうまーく避けていたりして、
「どうしてこんなに頑張っているのに克服できないの!?」
ともがくのですね

私だけの幸せって、なんでしょうね?
自分にとっての「楽」「楽しい恋愛」って、なんでしょうね?