閉講? | 大学という斜陽産業

閉講?

最近は、いろんな大学で、受講者数が一定人数に達しない場合に閉講するというようなルールが導入されつつある。


専任が担当しているコマなら内部の調整問題ですむだろうが、非常勤が担当しているコマだと有期雇用契約の中途打ち切りとなるので、、いろいろと問題もあるようである。


例えば、手当の問題。経費節約のために閉講するわけだから、手当は1カ月ないし2カ月分しか支給しないわけであるが、実際、交渉の結果、プール学院大学 では全額が、甲南女子大学 では、6割が支給されることになったようである。


自分が今年度担当している非常勤の一コマの受講生が非常にすくない。一桁である。閉講の基準を大幅に下回っている。


でも、その理由は、カリキュラム改正が行われて、その科目が旧カリキュラムの科目であるために、そもそも対象となる学生が少ないことにある、と思っている。


だから、履修者はこの科目を取らないと卒業できない可能性が高い。それでも杓子定規に規定を適用して閉講にするのか、ちょっと興味がある。って呑気なことを言っていられるのは、本務校があるからなのだけれど、教務担当としては、今、非常勤に対する閉講基準をどのようにすべきか検討中ゆえ、本当に興味があるのも事実である。


ただ、2コマ担当を前提に引き受けているので、一つが打ち切られるならば、逆にもう一コマをこちらから辞退したいぐらい。でも、頼んできた人との関係を考えると、そう強気にも出られないのだけれど。


しかし、数回授業にでてから打ち切られる学生は、いい迷惑だよな。やるなら最後までやる、やらないなら最初からやらない、としてほしいだろうな。