春休みにも授業を! | 大学という斜陽産業

春休みにも授業を!

この時期、正確に言うとまだ春休みではないのだけれど、在学生にとっては実質春休み。


三年生は就職活動に忙しい。


せめて、一年生と二年生にはこの時期どうにかして勉強させなければ、というのが勤務先の主要な検討課題だ(そうだ)。一時期、(国立では当たり前なのかもしれないけれど)1月一杯は授業をして、2月の入試シーズンが一息ついたところで期末の試験を実施しようという案が浮上した。


(大半の?)教員の本音は反対。でも「教育」が全面に出ていると反対しづらい。結局は継続審議に。


その際、一番のネックになったのは、事務サイドの時間が足りない、という意見。要するに、卒業式が三月中旬から下旬あたり。となると、卒業判定は上旬あたりに終える必要がある。現在、1月末に試験を実施し、成績を通知し、要件を満たしたものには再試験を2月中旬から下旬に実施し、その成績を加えて最終的な卒業判定を行うという流れ。この再試験制度がある限り、2月末に定期試験では時間的に無理、ということ。


もちろん、再試験を廃止すべきと言う意見も出たけれど、そう簡単に変えることもいかないので、ということである。この世にも不思議な再試験制度、個人的には廃止しちゃえ派ですけれど、なかなかそう簡単にはいかないようで、なかなか手強いようです。