Doncaster | 大ぼら一代番外地

Doncaster

午前4時半起床。今回のツアーに於いて、例のthe GradyTwinsとの邂逅あらざらんと思い知矢先、いきなりの訪問を受ければ、その増殖ぶりに驚愕せり。

 

 

朝飯を求め食堂へ赴くや、ブッフェ式イングリッシュ・ブレックファーストにして、ブラックプッディングやハッシュドポテドまで揃えば、正にイングリッシュ・フル・ブレックファースト頂戴せり。

 

 

品数豪華なればトーストを拒否、然ればジャガイモのソテーの如きに、ブラックプッディングと焼きトマトを潰し和えれば、ハバネロソースと胡椒投下、既にイングリッシュ・ブレックファーストに辟易すれば、これが最も美味なれど、如何せん食い過ぎしか、この直後より猛烈な下痢に苛まされし顛末とは、御粗末な事この上なし。

 

 

チェックアウトすれば、Junkoの案内にて楽器屋へ赴かんとす。一方通行標識、いとをかし。

 

 

木の幹にポスター貼られれば、その珍しさにて思わず見入る程にして、宣伝効果上がらんや。

 

 

これぞ地球外生命体対策研究所大英帝国支部の旧ビルディングと知れ。

 

 

今回の大英帝国上陸以来、初めて拝むビートルズの姿かな。ネット上にて「ビートルズより影響を受けてないミュージシャン」リストの上位に、AMTの名前がランクインせしとは、正に光栄な限りかな。何せ嘗て大英帝国ならぬアイルランドはCork公演に於いて「ビートルズは糞だ」と宣うや、終演後大勢の客に取り囲まれ「俺はお前の音楽が好きだけれど、ビートルズを認めないのは許せない」なんぞと詰め寄られ、その狂信的人気の高さに戦慄せし経緯あればこそ。

 

 

楽器屋到着。

 

 

裏口の扉がマーシャル3段積みとは、いとをかし。

 

 

店内スタッフ用入口の扉も亦、マーシャル3段積みなり。

 

 

ウクレレも弦が4本なれば、ベースと間違え演奏に耽られるうっちー之圖。

 

 

「ウクレレも弦が4本なれば、ベースと間違え演奏に耽られる」ふりをしつつも、実はウクレレをベースの奏法を以て自慢気に演奏されるうっちー之圖。

 

 

この界隈には、レコード屋、質屋、骨董品屋、アジア食材屋等、多く軒を連ねれば、ぶらり散策せんとす。骨董品屋店頭にて発見せしゴキブリアートなり。

 

 

「Beatniks Records」急襲するや、

 

 

英国オリジナル盤購入にて脳汁大分泌され、煩悩の権化「ミツル」降臨、この悪魔なる笑顔御覧じられたし。果たして「ミツコ」は何処へ神隠しに遭われしか。

 

 

ウィッグショップ発見するや「普段着用ズラ」求めるべく突入され、翻るや「ミツコ」降臨せり。

 

 

結局気に入るウィッグ見当たらねば購入断念、而してレコード屋「Out Of Time」突撃するや、

 

 

悪魔の微笑み携え物欲の権化「ミツル」再降臨。嗚呼、亦してもその存在を瞬殺されし「ミツコ」の命運は如何に。

 

 

扨、一路Doncaster目指し爆走せり。車内にて昼飯を食らわんとすれば、先程立ち寄りしガソリンスタンド内食料品店にて贖いしレタス、トマトに加え、アラブ系移民が営まれる食料品店にて購入せし生ハバネロ、備蓄食材より玉葱を召喚、それらを刻み和え、そこへ小袋ポテチ「Thai Sweet Chilli」味なるを粉砕投下、

 

 

同じく先程購入せし冷蔵されし「Fried Cod」をON! 

 

 

サラダ部分には粉末出汁+マヨネーズを、Fried Codにはマヨネーズ施し、斯くしてインプロクッキング「タイ風鱈クランチサラダ」完成。いざ食らえば、ポテチの食感と野菜類の食感が味わい増幅、冷蔵されしフライなれば諄さも感ぜられず、そのパサパサ感が逆にこのクランチ感とマッチ、激烈に美味なり。これは今後、更なる改良応用試みる価値大なり。

 

 

車内BGMは「ブレードランナー」サントラなり。何せJunkoは、屈指のサントラマニアなればこそ、斯くして気分はデッカードかな。

 

 

今宵の会場Vintage Rock Bar到着せり。

 

 

サウンドチェック前、ハープを分解掃除される東君之圖。何せ常々シンセサイザーを分解整備される男なれば、ハープ如きは屁の如し。

 

 

Norwichの質屋にて、新たにギター1本購入せり。昨日までメインにて使用せしより、数箇所パーツ交換手術施しチューンナップ果たせば、今宵よりメインギターを務めんとす。

 

 

現在大英帝国ツアー中なるタケヤリシュンタ君が、ぶらり遊びに来て下されば、初海外ツアー存分に堪能の御様子なり。その本気度は、眼鏡あらざりしを以て推して知るべし。

 

 

サウンドチェック済ませば、晩飯は隣接するレストラン・メニューよりハンバーガーの類い所望。

 

 

2枚の分厚きパティの間には、

 

 

所謂フィラデルフィア・チーズステーキの如きと厚切りベーコンも施され、超重量級バーガーなるかな。

 

 

「パンは器」なる食哲学の下、中身のみ有難く頂戴せり。

 

 

豪快に頬張られしNANI君之圖。

 

 

ミツコ様とうっちーは、テイクアウト所望されし。

 

 

楽屋に吊るされし巨大頭蓋骨之圖。

 

 

昨年に引き続き、今宵もイカすオヤジヒッピーバンド「Spiral Navigators」が前座を担われれば、そのルックスの格好良さこそ燻銀なれど、奏でられる音が「残念なGong」の如き屁垂れぶり、然れどそれが逆に魅力と化せば、どうにも愛おしき限りかな。

 

 

今やShopzoneを仕切られるは、ミツコ☆女社長と知れ。

 

 

その女社長ぶりも世を忍ぶ仮の姿、一旦ステージに上がられるやグラムロッカー「ミツコ☆タバタ」として、セクシーパフォーマンス炸裂、

 

 

 

大いに煽られれば、観客の皆様も大いにエキサイトされる次第。これら3枚の写真は、私がステージ上より撮影せし代物にして、悪しからず。

 

 

今宵は90分のセットを展開、新調せしギター絶好調にして素晴らしく、心地良く演奏し得れば、矢張り長尺セットの方が、バンドの資質及び音楽性に一層フィットせん、本領発揮易くして潜む何某も覚醒の兆しかな。今宵も大いに盛況にて幕。

ライヴ写真ネット上にて周囲叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終演後、ファンとの撮影に応じられるミツコ様之圖。多くの方々が、ミツコ様を女性と信じられしか、代名詞「She」を以て呼称されれば、グラマラス・クイーンとして君臨される日も遠からぬや。

 

 

東君とファンの記念撮影を、横からならぬそのカメラ構えられる間下より盗撮せり。然れば視線が彼方を向く間抜けな写真にならぬ次第。

 

 

今宵も昨年同様、元大学たりしを改築転用されしホテルへ投宿、タケヤリ君も居候同宿すれば、安心のポーズにて爆睡されし。

 

 

元気ケトルに、白菜キャベツの残党を芯ごと刻み投入、蓋を開けっ放しにすれば煮立て、

 

 

煮汁共々タッパーへ移すや、トマト刻みぶち込み、粉末トマトスープと粉末出汁施し、Tesco製即席麺も投下するや蓋を閉じ、麺を戻せば、仕上げにハバネロソース投下、斯くしてインプロクッキング「キャベツたっぷりトマトラーメン」完成せり。いざ食らえば何と優しき味わいかな、キャベツの芯の甘さも堪能、大英帝国産即席麺の御粗末さ相殺して余りある程に美味。

 

 

斯くしてDoncasterの夜は更け行きし。

 

NANI君のブログもツアー日記更新中なれば、是非に御併読頂きたし。