San Diego | 大ぼら一代番外地

San Diego

病魔侵蝕激烈悪化にて写真撮影不可、然れば一切写真あらざれば、イメージ画像にて御茶濁させて頂く次第、悪しからず。

最早ホテルのベッドより起き抜けるも不可、かれこれ5日間程何も食らわぬ有様にして、投薬のみ繰り返せば、況して昨日より投薬の副作用たる液状化に伴い、水分摂取も一切断てば、極度の脱水症状発症せしか、平衡感覚失われ歩行障害、更には呂律回らぬ有様にして言語障害も発症、然れど「人間の尊厳」死守すべく、アリゾナ砂漠地帯横断を予定する本日の大移動も亦、水分摂取禁止にして、仰臥位を固辞死守せんとす。

本日の大移動には「Coyote's Flying Saucer Retrievals and Repairs Service」再訪たるも、GODのルーティングに組み込まれれど、既に過去2度訪れれば、今更然して物珍しさも失せ、初訪問たるうっちーのみはしゃがれれど、私に限らず皆して今や大いに疲労困憊されれば、記念撮影に興ずる訳もなく、空しき時間のみが過ぎ去りしかな。せめて下のイメージ画像宜しく、U.F.O.がリペアに立ち寄れば些かの興味も再燃せんと思えど、残念乍ら斯様な好機に巡り会わず、私へのテレパシーも皆無なれば然もありなん。



「サボテン地獄」「砂地獄」「石地獄」「岩地獄」を突破、斯くして「アリゾナ砂漠地獄巡り」走破すれば、愈々San Diego目指すばかり。
先ずは今宵の投宿先たるMaquiladoraのEric邸へ。奥方共々手厚き御持て成し有り難き限りなれど、私はトイレまで僅か3秒の距離たるソファに漂着、GODことJustinが薦める下痢止め投与、果たしてこれが効かねば、今宵のステージにさえ立ち得るや否や、最早脱水症状極まりて、全く以て一切機能せねば、皆様今宵の会場へ出撃されれど、私のみ後程Ericの車にて送迎して頂く段取り、然ればそれまでの数時間、投薬の御陰にて漸く仮眠叶いしか、否、トイレが眼前にある安堵感こそ、今は何よりも重要にして、果たして眠る体力なんぞ疾うに潰えれど、投薬の効能を以てのみ仮眠叶うとは、愈々末期的展開かな。

斯くしてEricの車にてV.I.P.宜しく送迎頂けば、今宵の会場Soda Bar到着せり。



メンバーの皆様には、重々御心配御掛けして申し訳なきばかりなれど、せめて演奏のみ果たし得れば、男子の本懐とばかり、いざステージへ。今宵も1時間20分程のショートセットを展開、ミツコ大乱行にて客席は大いにヒートアップ、嘗て「ロックが座って出来るか」と宣いし私なれど、流石に今宵はステージに立つ残存体力も怪しくして、禁断の椅子を用意すれば、ギターソロ以外の演奏箇所に於いては、概ね椅子に腰掛け演奏せし体たらくぶりを露呈、強靭たるべき我が精神力も、遂には事切れし刹那なり。己れの屁垂れぶりを呪わしく思えども、最早平衡感覚すら失われし今、せめてステージに最後迄立ち得しを以て、上等上出来と思わざるを得ねば、哀しきかな。斯くして今宵も影響にて幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。



































愈々残す処、明日の千秋楽のみと相成れば、何とか地獄の終盤戦、この儘恙無く乗り切りたしと切望するばかり。
終演後、撤収作業すらNANI君とうっちーに任せ、Ericの車にて速やかに会場を後にすれば、Eric邸にて投薬、トイレも眼前にあれば、安堵の夜を迎えんとす。
斯くしてSan Diegoの夜は更け行きし。

この日の様子は、NANI君のブログにて疾うに綴られれば、今一度併せて御拝読頂きたし。