Werewheels 西日本巡業同行記(前編) | 大ぼら一代番外地

Werewheels 西日本巡業同行記(前編)

Chicagoアングラ界の重鎮Steve KrakowことPlastic Crimewaveと、その彼女にして矢張りコミックライターたるDawn Aquariusに由るデュオ「Werewheels」の日本招聘を務めさせて頂けば、先ずは帝都や横浜にて公演行いし後、一気に西征し小倉公演を迎えんとすれば、未だ欧州より帰国せしばかりなれど私も合流すべく、いざ小倉へ赴きし。



JR小倉駅にて待ち合わせ、先ずは投宿先たるゲストハウス「リトルアジア」チェックイン後、今宵の会場たるMegahertzへ。



結局サウンドチェック行わず、物販テーブル設営さえすれば、



小倉を訪れれば是非にでも立ち寄るべき「白頭山」へ赴き、ベジタリアンたるSteve達には「肉抜き野菜炒め定食+もやし炒め定食+野菜サラダ」注文、斯くも御粗末な代物なれど、彼等は大層喜び下されば、帝都滞在にては、みつるちゃん宅にて馳走に預かりしを除けば、只管コンビニ稲荷寿司を食い続け辟易とされにけりとは、美食天国日本に於いて何とも御気の毒様。



片や私は、熱燗呷りつつ「桜肉刺身」なんぞ存分に堪能せし後、



「白頭山」名物にして珠玉の逸品たる「石焼ちゃんぽん」所望すれば、



毎度乍ら激烈に美味。如何せん嘗てこの向かいのホテルに滞在せし折なんぞ、晩飯、夜食、朝飯と、3食連続にて食らいし経緯もあればこそ。



先鋒務めて下さりしは、アンビエント系ユニットたらん「d.m.s.a」なり。



「Werewheels DJ set」は2人して睦まじく7"EPを掛け捲られれば、成る程「おしどりDJ」なり。



扠、次に登場されしは、帝都より西征中なる女性2人組「group A」にして、半裸状態の女性2人が、電子音とヴァイオリン振り翳す中ほたえ捲る様に、会場内は一気にヒートアップ、決してダンスミュージックならねど異様な盛り上がり見せれば、ふと初期の「あふりらんぽ」なんぞ脳裏横切りしか。



而して「Werewheels+河端一」と相成れど、私のギター不調にしてトラブル勃発、然れど彼等の音が爆音なれば演奏中のチェック一切叶わず、結局原因究明し得ねば、申し訳なけれどもWerewheelsのみにて演奏頂きし。

セットチェンジの間にトラブルの原因究明すれば、殿務めさせて頂くは「河端一 solo」にして、今宵の流れなればこそか、爆音ノイズ的な展開と相成りしも当然の理か。
今宵、Werewheels+河端一@Megahertzに御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
残念乍ら今宵のライヴ写真の類い一切拾遺叶わねば、悪しからず。

終演後、奇しくも「白頭山」にて打ち上げと相成れど、旅疲れなるWerewheels御両名はゲストハウスへ直帰、而して主賓欠席なれどいざ陽気に打ち上がらん。



「group A」の御両名、先達てのU.F.O. Club以来の再会なり。



結局午前5時まで歓談飲み明かせば、小倉の夜も明けんとせり。

翌朝午前10時チェックアウト後、ラウンジにてMegahertz御館ジミーさんを待つ間すら惜しみ、アメリカより持参せしコミック熟読されるマニアな御両人之圖。



ゲストハウスにて用意されしスリッパなれど、大凡日本語的には「御自由に御使い下さい」の意ならんとおもわれれど、英語として「Free」とは是如何に。英語を母国語とされる御両人も、これには思わず失笑されし次第。



Megahertz御館ジミーさんの案内にて、遅き朝飯若しくは早き昼飯を食らうべく旦過市場へ繰り出せり。



先ずは「大學堂」にて「大學丼」なる、即ち只の丼飯を200円也にて所望すれば、



これを携え市場内にておかずを求め、丼に乗せて頂き、己ならではの丼を完成させる仕組なり。



ベジタリアンたるSteve達も、これなら安心にして興味津々、斯くして野菜天婦羅をON!、



更にはおでん「厚揚げ」もON!、



仕上げに「豆腐ハンバーグ」もON!、これにて「ベジタリアン丼」完成せり。



「私の丼」求めいざ出陣せり。



八百屋にて「破竹」売られしを発見せり。



刺身あれこれ売られれば「鰺」「ひらす」所望、ジミーさんと折半せり。



前回手土産に購入せし「鯖糠味噌炊き」も所望、



その他あれこれ総菜購えば、大學堂へ立ち戻りいざ食さん。
私の丼は「鰺+ひらす丼」にして、



他に「鯖糠味噌炊き+隠元天婦羅+菜の花胡麻和え」等々、更に大學堂にて「味噌汁」も求めれば、何やら随分豪勢にして、何れも大いに美味なれば満足至極、大いに堪能満喫せり。次回は大學丼携え、是非鰻の蒲焼き1本を豪快にON! したきとは男の夢か。



大學堂にて御茶も頂けば、可愛きかな猫ポット。



旦過市場名物「パン巻」あれば、即ち魚の擂り身を、パイ生地の如きパンにて包みし一品にして、大いに美味、因みにこの店にては「カナッペ」と称されれば、



土産に御購入せんとするgroup A御二人之圖。



ジミーさんや関係各位の皆様、及びgroup Aの御二人にも御礼述べつつも、これにて福岡へ赴かんとすれば失礼させて頂きし。而して小倉より在来線にて博多へ向かえば、地下鉄へと乗り継ぎ天神へ。先ずはSteve達をホテルへ案内すれば、私はおはぎちゃんと待ち合わせ、前打ち上げへ繰り出すべし。未だ午後3時過ぎなれば、前回と同じ天婦羅屋「天ぷら ひらお」へ。卓上に用意されるあれこれは、勿論無料にて自由に食し得れど、そのラインナップたるや「大根の炊いたん」やら「茄子の煮浸し」にまで到れば、こんなもん完全に小鉢として金取れますがな。男前過ぎな大盤振る舞い、正に有り難き限りかな。



「鯖天」「穴子天」大いに美味、



「野菜天」も亦美味にして、周囲の席にて、天婦羅にて丼飯搔き込む若き男女達の姿眺むれば、何故かしら感慨一入。



今宵の会場たるBingo Love到着。



ずらり並ぶ酒棚よりPastis発見すれば所望、



バーテンダー務められるアイちゃんと歓談之圖。



ウッチーのソロなれど今宵は「S/T」名義、カセットテープも駆使されしドローン&ミュージック・コンクレートにして心地良く、思わずPastis呷り捲る次第。



「Werewheels DJ set」挟み、次峰務められし「Expe」ギターのみならずバスドラまで駆使されれば、流石の手練ぶり。



殿務めし私なれば、今宵のソロも亦、爆音ノイズ的展開よりの導入、敢えて殆どピッキングせぬ演奏とすれば、暗黒星雲死の彷徨か。
本日誕生日を迎えられしウッチーなれば、最後にギター&ベースにてセッション、最後は「Pink Lady Lemonade」へ突入し無事幕。
今宵、Werewheels(DJ set)+河端一@Bingo Loveに御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
ネット上にてライヴ写真の類い一切拾遺叶わねば、悪しからず。

誕生日ケーキを贈られしウッチー之圖。



マスター御自慢のアテ「美味しい鶏肉」鶏肉3種盛りと思われれど、特に砂ズリ絶品至極にして、思わず日本酒呷り捲る有様。



斯くして福岡の夜は更け行きし。