Copenhagen | 大ぼら一代番外地

Copenhagen

亦しても午前4時起床。漸く午前7時にもなれば、朝食ビュッフェへ赴きし。北欧なれば当然たるべく鰊のマリネ2種、オニオンソースとマスタードソースの2種並べば、どちらも激不味にして到底食し得る代物にあらねど、ネット上にて「美味」との評も見受けられれば、斯様な味覚を持つ日本人の存在なんぞ到底信じ難き次第。如何せん酢が猛烈に甘めなれば、正に鰊を砂糖漬けに処せしが如く甘きばかり、況してやディル等の香草も施されれば、一層凄まじき味わいと化せしものなり。因みにAMT歴代メンバーも含め全員が、食し得ぬ程に激不味との評価下せし経緯あり。



ワッフルマシーンあれば、ここは大いにいちびりてワッフル製作に勤しむべし。些かタネが少なければ、薄めの仕上がりとなれど、更に残念たりしはメイプルシロップあらざりて、バターとブルーベリージャムにて食せば、是は是にて美味。その他は所謂アメリカン・ブレックファーストの如きか「カリカリに焼け焦げしベーコン+スクランブルエッグ+ソーセージ+胡瓜+トマト+茹で玉子+コーヒー」に加え、日本より持参せし即席蜆汁を召喚、これが一番美味とは何とも皮肉か。



食への拘り尋常ならぬ吉田氏なれば、見事なサンドウィッチを製作されし次第、其処此処にて売られる代物より、遥かに豪華にして美味そうなるかな。そもそも欧州にて売られるサンドウィッチの御粗末さとは是如何に、正に「おちょくってる」以外の何物にもあらず。



然れば私も、道中弁当拵えんとサンドウィッチ製作せん。胡瓜と茹で玉子を刻み、日本より持参せしマヨネーズを施せば、盛り付けの飾りたりしサニーレタスを失敬、これを以て「玉子サラダサンド」拵えんとす。



食パンの耳も切り落とせば、これにて完成。何とも懐かしき味わい、美味なり。



デンマークはCopenhagenへ移動すべく、午前8時チェックアウト、いざ高速バス乗り場へ向かうべく、先ずはトラム(路面電車)乗り場へ赴かん。



トラムは、現金にて支払い不可なりけれど、是亦正に欧州、何も咎められねば已む得ず無賃乗車、か斯くしてGothenburg駅に到着。



駅前広場にて、是亦タチバナ先生の作品と思しきを発見、亦ヒロボンへ鑑定依頼せん。何れ亦、公式facebookページ「カオル・タチバナ・フランソワの世界『愛のつばさ』」へ、鑑定結果なんぞ投稿下さると思えば、気が向く儘にチェックされたし。



自転車駐輪場が、傘付きにして素敵極まりなし。



高速バス乗り場に到着すれば、立ち並ぶ売店の中に、KFCならぬ「NFC Fried Chicken」なるを発見、この「N」は何の頭文字ならん。



本日乗車せしは「nettbuss」なる、車中にて無料LANにてネット接続可能なる高速バスなり。午前9時発Copenhagen行きに乗車すれば、皆様早速魅惑のインターネットの世界へ旅立たれし。御他聞に漏れず、勿論私も追随させて頂きしとは云わずもがな。



午後1時半過ぎ、無事Copenhagen到着。早速ホテルへチェックインすれば、屋根裏部屋の如きにして、然れば窓より空を臨みし。



今宵の会場たるJazz Houseへ。
[追記]
吉田氏のfacebook写真アルバムより、下の写真を、ここに無断借用転載させて頂きし次第、悪しからず。



Jazz Houseなんぞとの名前より想像せしは、昨夜同様カフェの如き場所なれど、数百人収容可能なる立派な会場なれば、昨夜の鬱憤晴らしも兼ね、爆音にて演奏せんとすれど一切問題なくして、サウンドチェックも無事終了。



晩飯を求め界隈を彷徨徘徊、然れば中華料理屋のビュッフェへ突撃せり。常々ビュッフェにては、ついつい欲張りて取り過ぎ食い過ぎ、挙げ句大いに苦悶悶絶後悔せし次第なれば、本日は身の程ならぬ胃の程を知れと肝に銘じ、野菜中心に盛り合わせれど、吉田氏津山さん御両名のペースに惑わされ、ついつい御替わりすれば、案の定食い過ぎにて大いに苦悶、いやはやビュッフェに際しては、鋼鉄の如き強靭なる無欲さが必要ならんと思えど、そもそも空腹にて赴く次第にして、それってなんぼ程苦行やねんな。



会場への帰路の道すがら「FISH & KISS」なる看板掲げられる店を発見、果たして新種のFish & Chipsかと思えば然にあらず、所謂「お魚エステ(Fish Spa)」なり。



今宵は前後編2セットに分けられれば、1セット目は「Ruins Alone」「河端一 solo」「津山篤 solo」とソロ3連発の後、3人揃いて「Acid Mothers Temple SWR」にて一旦幕。後半は「サイケ奉行」にて幕開け、毎度乍ら「Zoffy」「赤天」と和み系デュオ2セット、而して〆は「Zubi Zuva X」アンコールにて「Acid Mothers Temple SWR」再び、以上を約100分にて駆け抜けし。
ライヴ写真は、己れが出演せぬ隙に撮影すれば、順に「Ruins Alone」



「津山篤 solo」



「赤天」



更には、自分も出演すれど、パフォーマンスの一貫にて撮影すれば、こちらは「Zubi Zuva X」



然れどこの後、パフォーマンス上の不慮の事故とは云え、ステージ上にて断髪せざるを得ぬ展開を迎えしとは、果たして誰が予想し得しか。



[追記]
吉田氏のfacebook写真アルバムより、ライヴ写真の類い拾遺叶えば、ここに無断借用転載させて頂きし次第、悪しからず。
「Zoffy サウンドチェック」



「河端一 solo」



「津山篤 solo」



「サイケ奉行」



「Acid Mothers Temple SWR」



今宵も大いに盛況にて無事終演。先月大分にて再会せしMartinが、顔を出して下されば、丁度3週間ぶりの再会果せり。
斯くしてCopenhagenの夜は更け行きし。