こんにちは。
いよいよゴールデンウィーク本番、皆様のご予定はいかがですか?(^∇^)
おおむね天気も良さそうなので、ツーリングなんて気持ち良さそうですね~
高速道路の渋滞が、ちと気になりますけど…(´_`。)
さて今回ご紹介するのは、ガボール好きにはおなじみ、この意匠↑の…
定番中の定番、なにを今更ながらのガボラトリー・レザー・ウォレットのお話。
しかも直球ド真ん中、ブラックのバッファロー・レザーに
赤のスティングレイ・クロス・インレイのモデルでございます。
ガボールの生前ウォレットと言えばコレ、みたいなアイテムですね。
絶妙な大きさでレイアウトされた、ゴシック・クロス。
細く、緻密に編み込まれた、縁取りのレース。
スカルのTバー。ロゴ・マークが刻印されたスナップ・ボタン…
これ以上でもこれ以下でもなく、これぞガボラトリーのウォレット、ってな存在感。
畳んだ状態で、縦18cm×横11cm、開いて横29cmくらいのサイズ感。
デニムの尻ポケから、ウォレットの上3分の1が覗き、連結されたチェーンとともに
バイカーのバック・スタイルが完成します (°∀°)b
…が、そのような使い方をいつもしていると、ウォレットはやがて湾曲し、
確実に痛んでいきますねー、残念ながら(ノ_-。)
ベースのレザーは、前述の通りバッファロー。バッファローとは、水牛のことですね。
ガボールのウォレットでは、よく使用されている革です。
一般の牛革よりもソフトで、表面に独特のシボがあるのが特徴らしいです。
確かに細かなシボが見えます。
不滅のアイコン、ゴシック・クロスがセンターにド~ン。
クロムハーツなら、さしずめレザー・パッチで表現するのでしょうが、
ガボールの場合は、このようなインレイという手法。
この部分には、リザード、クロコダイル、フロッグなど様々なエキゾチック・レザーが使用され、
それ次第で表情がガラリと変わりますね。
なかでも圧倒的に多いのは、やはりこのスティングレイかと思います。
そう、エイ革ですね。ガルーシャとも呼ばれています。
まるでガラスのビーズを敷き詰めたような細かい突起が特徴のエキゾ・レザーです。
バッファローのスムースで柔らかな感触と、スティングレイのザラリとした手ざわりが対照的。
硬いながらも弾力がある、このもっこり感がなんともセクシー (〃∇〃)
この個体には、アトリエ・マークのスナップ・ボタンが使用されていますね。
この手の生前モノだと、どちらかと言えば、Gクラウンのボタンの方が多く見かけるような…
いたってスタンダードな、マルチーズ・クロスのベースに、スカル仕様のTバー。
等間隔でキッチリ編み込まれていて、細かい仕事が職人技を感じさせますが…
キレやすいワカモノ、ならぬ、切れやすいカワモノですよ。
とくに開閉の際、負担のかかるこの辺りの箇所…
オークションなどで見かける生前モノの多くが、ダメージを受けていますね。
この個体は、幸いにしてまだ持ちこたえていますが。
インナーは、開いて左に札入れ&カード・スロット×4、センターはやはり札入れとスロット×1、
右側には、いわゆるコンドーム・ポケット(笑)
しかしコレ、実際コンドームなんて入れてる人おるのかね (^▽^;)
コイン・エリアなんて野暮なモノは、もちろんありませ~ん。
フラップの裏には、アトリエ・マークが刺繍されたラベルあり。
しかも、接着剤貼りというワイルドさ (;^_^A
しかも、この個体は、なぜか逆さま? テキトーですね(^_^;)
インナーの革は一枚革で、ハッキリ言って薄いです。
とくにカード・スロットやセンターの札入れ部の革は、切りっぱなしのペラペラなので、
収納や出し入れを重ねていくと、確実に伸びてビロビロになっちゃうでしょうね…(x_x;)
現行のガボラトリー・ホールディングの同タイプのウォレットには、
ずっと厚く硬いレザーが使用されているので、耐久性は格段に上だと思います。
ガボラトリーの生前ウォレット、というと憧れを抱く方も多いかと思いますが、
実際に使用する前提で見てみると、耐久性や使い勝手という面ではおススメできないですね。
ぶっちゃけ、皮革製品としても、そうクオリティが高いとは思えません。
まぁ、古いモノですし、当時の技術としては、この程度でも上等の部類だったのかも知れませんが。
しかしながら、永い時間を経て、在りし日のガボール・ナギー氏の温もりを伝えるアイテムですから、
使い倒すというよりも、コレクションとしてときに取り出し、オイルなど入れてメンテナンスしたり、
手触りを楽しむくらいが、今となっては、その存在価値なのかも知れませんね。
それでは、よいゴールデンウイークを (^O^)