→高いお肉を用意すれば美味しくできる
それはもちろんそうだけれど、
それだけじゃない！！
しゃぶしゃぶだととろける牛肉
がやっぱり最高！って思っていたけれど、
豚肉のしゃぶしゃぶってこんなに美味しいんだ～
と教えてくれた店がある。
瓢喜 ★
元々は京都の店。
お肉の美味しさももちろん、
同店で見逃せないのがお出汁
東京に進出して以来、
鍋の季節になると必ず訪れたくなる店
昨年2014年の４月に、銀座３丁目に新店がOPEN
今回はそちらに
地下１階にある店へと続くエントランス
たなびく暖簾が趣たっぷり
黄色っぽい光のあたる様子が
なんとも妖艶
全席個室の当店では、
それぞれの部屋で銘々楽しめるのも魅力のひとつ
やっぱりお鍋は気の置けない仲間と突っつきたい！
月の桂 吃驚仰天
乾杯はスパークリングの日本酒で
こちらは、濁りのスパークリング。
瓶の下部に澱がたっぷりと沈んでいるので、
それをこのようにして撹拌
スパークリングなのに撹拌なんてして大丈夫！？
と心配したけれど、、、
さすがプロ！
丁寧に丁寧にゆっくりと澱をお酒になじませて
こんなにきれいに注いでいただけちゃった
数あるコースの中から、
今回はプラチナポークをメインに堪能する
出汁しゃぶ会席 京 (¥9,000)
・干柿チーズ
・いくら金柑なます
・子持ち昆布
・堀川牛蒡胡麻和え
・海老からすみまぶし
そして、これらの乗っている葉っぱ ゆずり葉を
どかすと、下には
お酒が進むちょこちょこ料理に舌鼓をうちながら、
目にも嬉しい美しい仕立てに幸せを感じる八寸
皿には、
縁起の良いとされている、ゆずり葉、裏白があしらわれ、
初春を祝う雰囲気
造り
今回一番感激したのはこのお皿
左にあるオラフみたいな白い物
駒に見立てたツマの大根
オラフみたいに
真っ白な胴体に人参の刺さったツマ
これがこんな風に桂剥きを巻いている！？
ホントにどこまでもはがれる！！
駒の胴体の部分も！！
やや太めの桂剥き。。。
難しそう
これはプロのワザ
そして、肝心のお刺身はというと・・・鮪は山葵醤油で
河豚の葱巻きはぽん酢で
同店は、日本酒はもちろん！
実はワインも豊富なラインナップ
この後に来る、甘味のある豚肉に合わせて
やや甘味がありながらすっきりとした
アルザスのリースリングを
プラチナポーク（白金豚）
いよいよ出汁しゃぶ
白金豚のロースとバラの食べ比べ
出汁しゃぶ
ロースは、赤身が多く、お肉の味わいを楽しめる
噛み締めるごとに味わいの増す逸品
バラは、ロースに比べて脂が多く、
噛み締める味わいというよりも
脂の甘味を楽しめる
どちらがお好みか、は趣味の問題
そして、このつけ汁が凄い！
運ばれてきた瞬間から、
お出汁の香りにノックアウトされそう
こだわり抜かれた素材を用いたお出汁で
お肉をさっぱりといただける
・レタス
・菠薐草
・椎茸
・豆富
・九条葱
・えりんぎ
・榎茸
・鶏団子
・葛切
・麩
白菜ではなくレタスというところが面白い！新しい！
柚唐辛子と葱をたっぷりと
柚唐辛子はとっても美味しいけれど、入れ過ぎには要注意！
焼甘鯛 京芋 蕪すり流し
あま～くてとろ～りとした京芋の隠れた
蕪のすり流しが優しい味わいのお椀
焼甘鯛の甘味と三位一体となって絶妙
鮃握り
生姜でさっぱりと、
これまでの豚しゃぶを切り、
繊細な鮃の握りを
やや甘めなシャリがまた
京うどん
鍋の〆は京うどん
平たいうどんはお鍋の中でくっつかないように
スタッフの方が調理してくださる
至れり尽くせり
茹で上がったおうどんは、
透明感を持っていて、
つるんと輝く様子が絶対に美味しい！
といただく前から確信させてくれる
エイヒレがはらりと浮かんだ
エイヒレのひれ酒も、
甘味があってこれだけでも楽しめそう
デザートは、奥から
・抹茶プリン 黒豆
・蜜柑コンポート
まったりと濃厚な抹茶プリンと
さっぱりとした蜜柑のコンポートで
はちきれんばかりのお腹にもするりと入っちゃう
ちなみに、同店の牛肉は近江牛！
こちらもとんでもなく美味しいのでオススメ
でもまずはやっぱり豚を！
そしてその後に牛を！
がこの店の楽しみ方
夜総合点★★★☆☆ 3.9