さて、2月の「山三昧」もいよいよ最終章へ
とは言うものの・・・メインイベントとなる筈だった
「赤岳」撤退してすぐの週末のお話しですが
実は、私達・・・これまで冬靴を履いていません
でした
私自身、足元が冷たく感じることはあったのですが
相棒は、なかったとか・・・
だから、私が「足冷たいわー」とこぼす愚痴も
右から左だったようです
ですが・・・さすがに、厳冬期の赤岳で初めて
足の冷たさを実感して、危険を感じたらしく
来年は冬靴買わなアカンなー
いや・・・ずっと言ってたやん、足冷たいって
そうなんー 言わなアカンで危ないやんー、凍傷になるでー
え・・・そうですね・・・凍傷になるよね
こんな会話が何度か繰り返されたある日
別件で、私達の資材調達のメインとなっている
「モンベル」さんへ、これまた来年から冬季もカヤックが
出来る様にと、ドライスーツの購入を検討して、一度試着を
したいと取り寄せをお願いしていたので、ドライスーツ試着の
為、モンベルさんへと伺った日
何気に・・・靴売り場で冬靴を見ていると
いつもいらっしゃる店員さんとの会話が始まる
あれよあれよと・・・一回、試し履きさせてもらうことに
この流れ・・・
足のサイズを計測してもらい、それぞれに合ったサイズの
冬靴を出してもらい・・・サイズ感からそれぞれに合った
靴下も出してくれて・・・
どないやー
うん、しっくりきてる感じー
ここで、私の足の悩みをシューフィッターさんに相談すると
再び私の足を触り・・・こんな中敷き使ったことあります
ないですー
じゃ、一回中敷き入れて履いてみて下さい
中敷きをセットして、再び履いてみると・・・
右足の踵がさっきより、ピッタリ・しっくりきましたー
そして・・・数分後
これ、2足とも頂きますー あ、中敷きもお願いしますねー
・・・
ま・・・ある程度想像つきましたが、これまで散々買うか悩んで
いたのに、試着してまさかの即買い
と・・・冬靴を買ったので、試し履きしに行こうかー
そして・・・
・・・まだ間に合うか
と、伊吹山へ
登山口はさすがに雪はありませんでしたが・・・
少しづつ、雪が出だします
進む方向は・・・眺望わるいけど、今日は靴の試し履き
天候はその次ー
それにしても・・・お昼頃は「晴れ」予報の割には
天候悪い
色々と試さないといけないので・・・ショートカットして
アイゼンなしで、登ってみます
そして・・・少しづつ傾斜が増してきます
眺望悪すぎて、避難小屋もなかなか確認出来ず
時折、見通しが良くなる時に、方向を確認し
避難小屋で一旦止まり、ここでアイゼン装着
うん、さすが冬靴、アイゼンもしっくりピッタリと装着出来ます
ですが、ここからはひたすらだんだんキツくなる登り
早々に疲れてきたので・・・斜面で止まりながら休憩中
最後の直登は・・・堪えました
ですが、慎重に、疲れても呼吸を整えながら登りさえ
すれば・・・
頂上に着いてしまいますー
とは言っても・・・伊吹の直登はかなり急なので
滑落だけはしないように、くれぐれも慎重に
数年ぶりの再会、日本武尊・ヤマトタケル像
この所の気温上昇で既に半解凍されていました
ですが、頂上の小屋は、まだまだ・・・
雪の中
然程強くはありませんが、風があるので
風が避けられる所で、冷えだす身体に軽く燃料補給
ゆ~っくりして、お昼の晴れ間を待とうかとも思いましたが
まだ・・・30分以上もある
せっかくあったまったのに、どんどん冷えてくる・・・寒い
相棒と相談した結果・・・今日は別にいっかー
それより、下山途中でしないといけない事あるし
と、下山することに
登りも緊張しますが、下山はもっと緊張する斜度
ですが・・・ここをお昼の晴れ間目指して登ってくる
登山者が・・・
これでもかー
って位、登ってきます
皆が狭まった頂上向けて、登って来るこの光景
私には・・・自分に向かってくる「ゾンビ」の様に
見えて、少し恐怖さえ覚えてしまいます
※自分が登っている時も、こんな風に見えるんだろうな
傾斜が少し緩んできた辺りで・・・
一気に景色が開けてきます
・・・まだまだー
はい、琵琶湖までスーっと
うはぁー
キレイー
これには、下山中の方も登山中の方も、皆さん立ち止まり
後ろを振り返り、歓声&ウットリ
相棒と、一瞬頂上へともう一度戻ろうか・・・と
相談するも、今日はもういいかー
と、このまま下山して、皆さんの登山ルートから外れ
滑落停止の練習開始ー
相棒からは
もっと早く身体を返すー
はい、次はもっとスピード出してから、停止ー
早すぎるーもっと、スピード出してー
と・・・スパルタ指導
今日は・・・これくらいにしといて・・・そろそろ
終わりにしよう・・・
と、ゼイゼイ息を切らせながら、終了宣言し
東屋で、一服
東屋で、上着を整えていると・・・出てくる出てくる
大量の雪
中に入った雪と、ザックの雪をせっせと払います
その後・・・頂上付近は予想よりスカッと晴れる
ことはなく向こう側は雲に覆われていた模様
何て・・・頂上へ再度登らなかった事への、言い聞かせ
と、伊吹山では「冬靴」の試し履き&「滑落停止」練習という
2つの目標を終え、大満喫
ですが、想像通り・・・途中からのドロ道で新しい靴がドロだらけに
なりました・・・と・・・サ
これで、2月の「山三昧」幕を閉じることとなりました
私達の長い長い繁忙期明けの、短い短い「雪山」は
アッという間の出来事でした
ですが・・・3月もまだ休みは取れる筈
これでは、不完全燃焼
相棒と、次なる休み&行先を相談しなくちゃー
3月も、まだもう少しは・・・遊びます