大空に開いた「星」「ハート」 航空自衛隊ブルーインパルスの軌跡 | よし子ちゃんの 九州・福岡・鹿児島 + 北海道 レポート

大空に開いた「星」「ハート」 航空自衛隊ブルーインパルスの軌跡

宮崎県新田原基地で、12月10日、航空祭が開催されました。

新田原基地
新田原基地管制塔

爆音と共にF4、F15によるオープニング・フライトに始まり、いろいろな種類の基地所属航空機による編隊飛行、F15の最大性能発揮による機動飛行、輸空隊による落下傘降下などを次々と行い、最後を、「第11飛行隊」、通称「ブルーインパルス」による華麗なる曲芸飛行によってこの祭典をしめ飾りました。

ブルーインパルス
曲芸飛行前の最終整備

この「ブルーインパルス」は、航空自衛隊唯一のアクロバットチームで、通常は宮城県松島基地に所属しています。そこで訓練を重ね、新田原基地の航空祭をはじめ、各地の数々のイベントにてその華麗な姿を披露しているのだそうです。

ブルーインパルス
4機の編隊でスモークをたくブルーインパルス

自衛官から聞いたところ、パイロットは2年おきに交代するそうです。また、機体には個人名が書かれているのですが、これはパイロットの名前ではなく、機体整備のチームリーダーの名前といいます。

ブルーインパルス
2機でアクロバット飛行

このブルーインパルスによるショーは、整備チームと搭乗パイロットとのやり取り、機体の最終整備、機々の送りだし、曲芸飛行、機々迎え入れまでの一連の動作すべてによって構成されています。

ブルーインパルス
全6機でデルターフォースで飛行するブルーインパルス

最高の機体の状態を作り出す整備チーム、その運動性能を極限状態まで引き出すパイロット、お互いを支えあい、信頼することによって完成されたショーなのです。

今回のブルーインパルスは、F-86F、T-2に続く3代目のブルーインパルスとして純国産の中等練習機 T-4へ機種更新され、第11飛行隊として、平成7年12月に発足したそうです。通常仕様の機体にスモーク発生装置の取付け、風防の強化などを施しアクロバット飛行用に改良されているそうです。

ブルーインパルス
大空に描かれたハートマーク

実際の飛行時間は数十分という長さながら、編隊を組んで飛び交ったり、単機になり、アクロバット飛行をおこなったり、宮崎の青空を舞台に縦横無尽に360度フル活動し観客を魅了しました。

ブルーインパルス
大空に描かれた☆

このショーは年間を通して、北は北海道、南は沖縄まで全国各地の航空祭などで見ることができます。一見の価値ありですよ。

◆関連サイト◆
航空自衛隊 Blue Impulse
ブルーインパルス応援サイト