原油相場は3営業日振りに反落です。とはいえ下げは2月限の納会に伴う鞘修正によるものと見られ、この日の3月限の終値は前週末の2月限の納会値に比べて30セントほど高くなっています。

1月23日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比47セント安の$52.75/bblで、引け後の時間外取引は$52/bbl台後半です。

週末に行われた産油国の減産遵守監視委員会は日量180万バレルの減産目標のうち同150万バレルが実施されていることを確認しましたが、市場の反応は薄いものでした。

数字自体は前週末にサウジアラビアのファリハ石油相が既に語っており、また、メディアや国際機関など外部による数字の公表を待とうという空気もあります。

中国国家統計局によると、12月の同国のガソリン生産量は1,123万トンで前月比5.6%増でした。2106年の合計は12,932万トンで同6.4%増となっています。



12月の灯油生産量は339万トンで前年比1.2%増、2016年の累計は3,984万トンで同8.4%増です。12月の軽油生産量は1,585万トンで前年比0.9%増、2016年の累計は17,918万トンで前年比同1.3%減でした。
12月の軽油生産量が久々に過去最高を更新ですが、輸出が増加しているのでしょうか。

インド石油天然ガス省によると、12月の同国の原油処理量は日量507万バレル相当の2,144万トンで前年比6.4%増でした。14か月連続の増加です。

2017/1/23
NYMEX WTI Mar: $52.75/bbl ( -0.47 )
20日移動平均: $52.22 ( +0.06 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $54.11/ -2σ: $50.34
 幅: $3.77 ( -0.01 ) / 100日平均: $7.23
ボラティリティ
 26.77 ( +0.03 ) / 100日平均: 35.85

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