原油相場は続伸しました。$40/bbl大台での往来といった展開です。

11月21日の NYMEX WTI 原油先物の12月限は前日比$1.80高の$47.49/bblで納会し、1月限の引け後時間外取引は$48/bbl台前半です。

 

OPEC の総会を来週に控え、生産調整に対する思惑が原油相場の動きに影響を与えています。この日は、イランやイラクによる減産支持の思惑が支援材料となりました。

 

とはいえ、9月の生産枠設定によって生産量に上限を設けることについては既に合意済であり、具体的にどう実現するかを決めない限り意味はありません。

そうなると、相場上昇にも自ずと限界が見えてきますね。

 

イランやイラクも全体で生産量を制限することには賛成していますが、自分たちは免除されて当然と考えているわけで、それを他の加盟国が認めるかというのは不透明です。

 

また、ロシアも他国の減産には賛成ですが、自国はフル生産に近い現在の産油量で「凍結」という姿勢です。

 

中国国家当局によると、10月の同国のガソリン生産量は1,119万トンで前年比9.2%増。昨年9月以来の高い伸びとなりました。

軽油生産量は1,555万トンで前年比4.0%増と、8か月振りにプラスを記録です。

 

 

10月は原油処理量が前年比5.5%増と13か月振りの高水準で、それに見合った石油製品生産量となっています。

2016/11/21
NYMEX WTI Dec: $47.49/bbl ( +1.80 )
20日移動平均: $46.18 ( +0.14 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $50.06/ -2σ: $42.30
 幅: $7.76 ( -0.84 ) / 100日平均: $7.62
ボラティリティ
 34.81 ( +3.55 ) / 100日平均: 37.04

にほんブログ村 先物取引ブログへ