殺されてもいい | 日本酒と甘酒 糀素弓(はなそゆみ)の一歩一歩

日本酒と甘酒 糀素弓(はなそゆみ)の一歩一歩

選りすぐりの日本酒や元気の素・甘酒で、疲れた心を休めてほしい。。。そんな願いを込めて2018年12月にオープンしました。
まだまだ赤ちゃんの店なので、皆さまから育てていただけるとありがたいです。

初めて痴漢に遭ったのが、中学2年生の頃でした。


その当時、長崎に住んでいて、
自宅のすぐ近くに平和公園がありました。
私はその時、籠から出て飛んで行ってしまったインコを探していました。
すると、
「一緒に探してあげるよ。どんな鳥?」
と、親切に声をかけてくれたおじさんがいました。

私たちはしばらく一緒に、平和公園わきの林の中を探していましたが
突然、おじさんが後ろから私を抱きしめてきたのです。

中学2年生といっても、出るところも出てなくて
まだまだ幼児体型。
精神的にも子どもで、
女性を感じさせる要素など全然ないと思っていましたから
おじさんがいきなり抱きついてきたときには、
よく状況がのみ込めず、パニック状態になりました。


とにかく恐くて恐くて、
その場から離れたくて、
大きな声を出しました。
すると
「声を出すと殺すぞ」
と、さっきの優しいおじさんが豹変して凄みました。

私は一瞬、黙りましたが・・・
「ヘンな事されるくらいなら殺されたほうがマシ」
と、再び大声を上げました。


私が大声を出しつづけるので、
おじさんはとてもあわたようで、
まもなく、手を放して逃げていきました。

私も、平和公園のすぐ下にある少年鑑別所に転がるように逃げこみました。
ここは、父の職場でした。
父と何人かの職員は、普段と違う私の様子を見て
何があったのか尋ねましたが、
あまりにも怖くてドキドキして、興奮しすぎていて
私は何も答えられなかった。。。

ようやく落ち着いて話ができるようになり
そのおじさんと、作業着に書いてあった会社名を伝えたけれど
もう、おじさんはどこかへ逃げていて
・・・何もわかりませんでした。




あの時、おじさんがもう少し怖い人だったら。。。
私、本当に殺されてたかもしれませんね。
でももし、あのまま怯えて声を出さずにいたら、
何をされていたかわかりませんね、、、

いろんな事件をきくたび、
このことを思い出します。

私は、とても運が良かったのだろうなぁ、、、




女の子を育てていると、
時々、心配になることがあります。

とりあえず、
今まで健やかに育ってくれたことに
感謝です。


明日、末娘の小学校卒業式です。