その当時、長崎に住んでいて、
自宅のすぐ近くに平和公園がありました。
私はその時、籠から出て飛んで行ってしまったインコを探していました。
すると、
「一緒に探してあげるよ。どんな鳥?」
と、親切に声をかけてくれたおじさんがいました。
私たちはしばらく一緒に、平和公園わきの林の中を探していましたが
突然、おじさんが後ろから私を抱きしめてきたのです。
中学2年生といっても、出るところも出てなくて
まだまだ幼児体型。
精神的にも子どもで、
女性を感じさせる要素など全然ないと思っていましたから
おじさんがいきなり抱きついてきたときには、
よく状況がのみ込めず、パニック状態になりました。
とにかく恐くて恐くて、
その場から離れたくて、大きな声を出しました。
すると
「声を出すと殺すぞ」
と、さっきの優しいおじさんが豹変して凄みました。
私は一瞬、黙りましたが・・・
「ヘンな事されるくらいなら殺されたほうがマシ」
と、再び大声を上げました。
私が大声を出しつづけるので、
おじさんはとてもあわたようで、
まもなく、手を放して逃げていきました。
私も、平和公園のすぐ下にある少年鑑別所に転がるように逃げこみました。
ここは、父の職場でした。
父と何人かの職員は、普段と違う私の様子を見て
何があったのか尋ねましたが、
あまりにも怖くてドキドキして、興奮しすぎていて
「声を出すと殺すぞ」
と、さっきの優しいおじさんが豹変して凄みました。
私は一瞬、黙りましたが・・・
「ヘンな事されるくらいなら殺されたほうがマシ」
と、再び大声を上げました。
私が大声を出しつづけるので、
おじさんはとてもあわたようで、
まもなく、手を放して逃げていきました。
私も、平和公園のすぐ下にある少年鑑別所に転がるように逃げこみました。
ここは、父の職場でした。
父と何人かの職員は、普段と違う私の様子を見て
何があったのか尋ねましたが、
あまりにも怖くてドキドキして、興奮しすぎていて