+ バクマン【大場つぐみ 小畑健】
ベテランがちゃんと作ってる安心感と同時に、そのベテランが作った筈の主人公に違和感を感じる。これは実は屈折した話なのだろうか。
↓この辺は良いとして
元々絵画が上手かったとは謂え、ペンを握って数ヶ月でプロに通用する絵。。。いやはや羨ましい。
良家のお嬢が品よく声優を目指す。。。ま、それはおいておいて。
下チチのラインまでピッチリ見える中学の制服はセクハラだろ・・・・・・・こんな所でも人気取らなきゃいけないのは大変だな。
純情で喋ることも出来ないような恋愛は、まだ存在するのだな。この辺はファンタジー。
- ↓この辺がね・・・シビアだなぁって。
描き始めて数ヶ月で担当がつくほどの才能のある主人公達だが、描く動機が、いまいち分からない。主人公は亡き叔父が漫画家なので漫画家DNAがあるのだろう。でも彼女と結婚したいから・・・というのは何だか違うような。亜豆某と結婚したい一心で描いた漫画を読者は読まされるのか(笑)
秋人の動機もリアルながら俗っぽい。
漫画が大好きだから・・・という前提は、漫画が娯楽である以上多くの人に当てはまる事で、やっぱりしっくり来ない。
これがボクシング漫画なら、この違和感はなかった。
「金儲けの為に(女にモテたいから 以下略)絵を描いてます」
「金儲けの為に音楽作ってます」
「金儲けの為にコックやってます」
「金儲けの為にフィギュアスケートやってます」
絵や音楽はちょい嫌だが、上記はそれほど嫌悪感ない。
- 漫画家漫画にトキワ荘だとかまんが道を求めてしまうのは、漫画は思想だから。ビジネスにしてくれるなと、ブシドーにも似た「漫画道」、漫画の神に仕える聖職者で居て欲しいのだろうな。そう思ってるのって私だけかな?
そこへいくと新妻君が可愛くて仕方ない。
- 本人が一生安泰に過ごせるかは置いといて、こういう「好きで好きでたまらない」子が描いた作品を読んでいると思いたいのだ。
彼こそが聖職者(笑)