+ 神様はいますか 田口ランディ
初 田口ランディ。
自分的に、勝手に「縁がある人」だと思っていて、今まで意図的に読まなかった。
私には、5年ほど前からやっている本家WebPageがある。そこのページから、このブログにはリンクを貼っているが、こちらから向こうへはリンクしていない。
そこに書いていた文章や、発行していたメルマガに「田口ランディさん似」「田口ランディさんですか?(畏れ多い)」とメールをいただいた事が3,4回あった。
20代前半に居た会社で、同人カミングアウトをしていないのに、しきりに「文章を書いてみろ」と言ってくる50前の上司が居た。ある時呑み会があるから来てみない?と言われ、ついていくと、田口ランディさんと、その身内の6,7人の呑み会だった。そんなシチュエーションでは2回ほどお会いした事がある。
文筆業の方とお会いした事は結構あるが、それは同人繋がりのシチュエーションのこと。素の生活で、いきなり「文章を書け」と言ってくる上司にも(私の素養の問題ではなく、そういうジャンルの人間だと気付いた事自体が、良く見ていてくれたのだなと)少し感動したし、「文章が田口ランディに似ている」と言われたのが、御本人にお会いした直後だったので、それも少し震えが来た。で、勝手に「この先、会う事はないだろうけど、ご縁がある人なのかも知れないな。こういう縁もあるのだな」と思ったのだ。
その後、彼女の本を意図的に読まなかったのは、単に真似とかかぶれているとか言われた時に「読んでない」と言えるために(笑) あと、感化されやすいので、日々の考え方さえ感化されそうで怖かったから。そして「なんとなく、とっておきたかったから」と「似たものをわざわざ読む事もないかな」と。
実際に読んでみて、「確かに似ているのかも」と思う。どの辺がというと、きっとジャンルが。
女性であること、自分の主観と経験した事を元に書いている事、何かを昇華させようと(答えが欲しくて、整理したくて)書いている(のではないかという)事。そのせいか、読んでいて、スッキリするし、安心する。物の考え方は、私とは全然違う人だとは思うけれど。
彼女の本は本屋に数冊あり、この本はレジに持って行く時、タイトルが恥ずかしかったけれど、「折角田口ランディなのだから、このくらいでないと」と、この本をチョイス。
何となく「ただいま」という気持ちになったのは、飽くまで個人的な感想。
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