テレビ東京系列で放送されている
「匠の肖像 」
の題字を書かせていただいています。
僕自身も100回目 に出演させて頂きました。
出演オファーがあった時に、
自分が「匠」と言われることに
つよく引け目を感じて、
「なぜ僕にオファーを頂いたのでしょうか」
と出演をお断りするつもりで聴き返しました。
僕はこれまで様々な尊敬すべき
「匠」と出逢ってきました。
墨や筆造りの職人さんだけじゃなく、
大工さんから陶芸家から彫刻家、
など色んな「匠」に影響を受けてきました。
書道の世界にもすごい匠がたくさんいます。日本にはまだまだ知られていないすごい「匠」
がたくさんいます。
それを発見して紹介していく素晴らしい番組です。
そこでオファーを頂いた担当の方と
「匠とは何だろう。」という話になりました。
すると
「技術だけじゃない。」
という結論にいきつきます。
「どこにこだわっているか。」
ということになります。
技術はもちろん必須となりますが、
技術のための技術に陥りがち。
何のための技術かということが
重要だということ。
逆に
単に技術だけを持った人は
「匠」とは呼べないそうです。
で
僕、武田双雲がどこに
こだわっているかというと、
「人を元気にすること」
技術や知識ももちろん大切ですが、
僕は、たぶん、異常なほどに
「人の心」にこだわってきました。
頭おかしいんじゃないの?
って言われるくらい(笑)
これからもそのポイントだけは、
異常者でいようと思っています。
「元気」と言っても、
人によって意味は千差万別。
僕にとっての「元気」を
極めていく。
僕だけのオンリー1な元気を
世界中につくりだしていく。
そういう想いを語ったところ、
出演の流れがスムーズに決まりました。
僕は、何かで一等賞をとったことはありません。
僕よりすごい人、巧い人、上手い人、かっこいい人
たくさんいますが、
誰かに勝つのではなくて、
僕だけの道を極めていきたい。
結果や評価にグラつくことなく
前に進んでいこうと思います。