「お腹が痛いぃぃ」

と、息子が言うねん。
とある週末の朝、いつまでも起きてこんから死んでるんかと思ったけど、生きてた。
お腹が痛いから、おとなしくベッドにこもってたらしい。

やっぱりこいつ、病気してる方が静かで可愛い

と思う正直な気持ちを隠しつつ、息子をいたわるおかんです。
お粥さんを作ってやったら、ぺろっと綺麗に平らげたやん。

それから時々痛いだのもう平気だの、ころころ変わるねん。
吐き気は? ンコは? 他に痛いとこは? 頭痛は? 発熱は?
と尋問やなくて、聞き取り調査したら、おへそ周りが痛む以外はなんとも無いねん。

しばらく様子を見ようってことにした。
なんちゅーても、こっちの医療費アホみたいにかかるから、軽い腹痛くらいでは医師に会えんって。

数日して、また腹痛を訴える息子。
学校でも痛かったらしい。

いろいろ怖い病気もあるし…と、ここでうちは一生懸命インターネットで調べてみた。
そして、わかった。

どうもこれは、よくある子供の腹痛。心理的なものからきてる。

ポイントは、おへその周辺が痛むってとこ。
痛む場所がおへそから遠ければ遠いほど、やばい病気が潜んでる可能性が高まるんやて。
へぇぇぇぇえ~。

息子の痛む場所はまったく移動せず(←右下なんぞに移動したらやばいねん)、常に綺麗におへそ。
インターネットで学んだ通り、痛みは5~10分程度継続しては、反復する。
まんま。

今日も移動する車ん中で「痛いぃ、痛いぃ」とやってくれるやん。
あれ、痛いのは一応ほんまみたいやな。
息子なりにあれこれプレッシャーだのストレスだのを感じてるねんな。

 かわいそうに…

って、こっちの方がかわいそうやわ。
いらんこといっぱいしよる上に超しつこいから、嫌やのにぎゃーぎゃー怒ってるおかんになってるんはこっち。
娘も兄のちょっかいに対抗してぎゃーぎゃーわめくし、実に賑やかな家庭でご機嫌さんやわ、ほんま。

とりあえず、痛いのをなんとかせないかんとこで、うちは良いアイデアを思いついた。
帰宅後すぐに息子に「ええ薬あるわ。飲むか?」と、飲ませた。

「これ、なんて薬?」
「ちょびぃ~っとだけ、苦いやろ。プラシーボって薬やねん」
「ん~、ちょびっと苦い」
「そのちょびぃ~っと苦いんが、効くねんで。10分くらいやな」

しばらくして息子に腹痛はどうなったって聞いたら、笑顔全開で「治った」言うた。

ブラボー、プラシーボ!
(^O^)(^O^)(^O^)(^O^)

って、実は夫愛飲のペリエですねん。
ボトルから注ぐんは見られんようにしても、そのカップを薬棚に持ってくのはわざと見せてさ。
「プラシーボ、よう効くやろ~。良かったな」って言うたら、息子は嬉しそうに「うん!」言うてました。

めでたし、めでたし。

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