自慢やけど、うちは日本ではチャリダーやった。

(注:チャリダーとは、自転車乗りまくりの人のこと)

梅田への通勤に、スキー用エクササイズを兼ねて、大阪市内をちゃりんこでひゅーんっと暴走しながら片道35分走った日々もある。

(排気ガスのせいで、軽い喘息になってしもたわ)


で、現在は南カリフォルニアの車社会におるわけ。

ちゃりんこ、恋し~い。


こっちのチャリダー、すごいで。

ツール・ド・フランスに今からちゃりで行くねん、みたいなナリしたんが、自動車びゅんびゅん走る横をシャーって走っとるもん。

ほんで、左折(日本やったら、右折の状況)する時は、堂々と車に混じって左折レーンに入るんやで。

アメリカデビュー間もない頃に、巨大な交差点の真ん中で堂々としてるチャリダーを見て、


「このおっさん、勇気あるなぁ…」


ってまじまじ眺めたもんやけど、もう見慣れたわ。でも、やっぱり眺めてまう。

だって、なんか…自殺行為に近い気がしてな。

日本やったら、エンジン付いてても原チャリやったら、二段階右折せにゃいかんから、ところ変われば…やね。


基本、チャリダーは車道を走らないかんねん(あいつら、速度早いし)。

余裕のある道路やったら、「バイク用」って線を引いてくれてたりするわ。

車道は車道でも、サンディエゴとロサンゼルスをつなぐフリーウェイ5号線は、一部チャリダーにも解放されてるねん。

…。

時速100~130kmでガンガンに走ってる自動車の横を、ちゃりんこ。

こっちが怖いわーっ!

その“共有エリア”ってのは、軍事施設があるから、事実上フリーウェイでしか通過できへんとこやねんけどね。


もちろん、のんびりチャリダーもおる。

ママちゃりとは違って、お買い物に自転車ってあんまり使われてへん。

主に“楽しむためだけに、乗る”ちゃりんこです。

ビーチ沿いの道路なんか、こんなのんびりチャリダーがたくさん。


もちろんっちゅーんか、当然っちゅーんか…ビーチエリアのチャリダーは、細身の人がほとんど。

「うちら、近所に住んでるねん。ビーチまで、ちゃりで来れるねん」って言いたいんかなーって思うわ。うち、ひねすぎ?

だって、細身の金髪ねーちゃんとか、ヒュー・ジャックマン系なおっさんとか、そんなんが多いからなー。お金のニオイがプンプンしまっせ。

いやほんま、お金持ちは細身であることが多いからなぁぁぁ。


あと、子供を乗せるカーゴ(?)を自転車の後ろにくっつけて走ってるのも、よく見る。

簡単に表現したら、ちっちゃいテントにタイヤがくっついてるのを引っるみたいな感じ。

あれは便利やね。←今日公園で見たから、この記事書いてるねん。

ママちゃりが、子どもを椅子に乗せて、ってのはあんまり見ない。

そういや、中高生のちゃりの二人乗り、なんて…みたこと無いなー。


そうそう、チャリダーのヘルメット装着率が非常に高い。

子どもらはほぼみんなヘルメット被ってるわ。大人でも、家族でお出かけ中やったら全員被ってたりして。

法律なんかな? 単に安全の為? この辺、ママ友に聞いてみようっと。


ホームレスのおっさんが、ちゃりんこに家財道具(?)一式引っ掛けて走ってるんも、よう見ます。


そういや、うちの変わり者の兄。

彼は大学生の時に、ちゃりんこで、北米一周(カナダとメキシコも寄った0)の旅を成し遂げた。

…。

7ヶ月くらいかかったんかな。

多分な、むっちゃ珍しいっちゅーか、人目を引いたはずやで。

サイクリング用のちゃりんこの両側に荷物を下げて、交換用タイヤも積んで…。

そんなんする人、アメリカにはおらへんねん。

どっかの田舎では、TVニュースにも登場しとった(証拠写真見た)。

色んなチャリダーおるけど、ちゃりんこでアメリカ一周って、


あほ?


ってくらいに、想像の域を超えとるからな(車でも大変やから、自殺行為に近い)。

でもアメリカンら、みんな暖かく応援してくれたって言うとったわ。

がっ。

奴が帰国した時、臭かったわ。まじ。

飛行機で近所に座った人、悪臭で死んでたんちゃうか。


そんな冒険野郎の伯父の血を引いているんか、うちの息子もなかなかにチャリダーとして成長中やねん。

っちゅーても、まだ三輪車やけど。

ヘルメットかぶって、爆走して、うちと一緒にスーパーまで行ってお買い物してるで。


あ、おまけの写真。たまたま今日見つけてん。
西海岸からボンジュール 可愛いぜ、ちくしょうーっ

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