米国五大湖の一つ、スペリオル湖内に、
ロイヤル島という比較的大きな無人島があります。 
 
1908年、暖冬のその年に大シカ20数頭が泳いで
その島に大型動物として初上陸しました。  
 
渡った大シカ達にとっては、
自分たちを襲うオオカミなどの外敵もなく、
エサとなる植物は生い茂り、まさに楽園でした。
 
 
大シカにとって、
なにしろ栄養豊富で天敵なしなものですから、
どんどん繁殖し、
7年後には、200頭と約10倍に、
そして倍増は続き、12年後には、
なんと3000頭まで増えました。 
 
ところがです、あまりに増えすぎてしまい、
草の根という根、
木の芽という芽まで根こそぎ食べ尽くしてしまいました。
とうとう翌年には芽も吹かなくなる状況の中、
次々と餓死していきました。 
 
そんな最中、厳冬が訪れ、
湖面が凍り、
オオカミが氷の上を
渡ってロイヤル島にやってきました。 
 
大シカにとっては、
エサもなく餓死寸前でかろうじて
生きているところにオオカミの襲撃ですから
たまったもんじゃありません。
 
 
ついにロイヤル島の大シカは絶滅するかと思われました。
ところがその二年後、
ロイヤル島の風景は変貌していました。 
 
確かに大シカはオオカミが
襲ってくる危険な中で生活していましたし、
600頭まで減少していましたが、
なんとか元気は回復していきました。
そしてこの年から、
現在までロイヤル島は大シカが600頭、
オオカミが20頭で安定したのです。
 
 
食物連鎖による栄養ピラミットの均衡が保たれたのです。
オオカミは、この島では頂点に立つ動物です。 
 
エサとなるのは大シカです。
頂点に立つ動物は決して乱獲はしません。
エサとなる草食動物を食べ尽くし、
その結果、子どもが生まれなくなるという事を
知っているかのように。
 
 
なんかね。考えさせられますね。
人間のこと。
その他いろいろ。
大シカとダブらないでしょうかね。
 
 
自然とか環境とか
地球をおもいっきりやりたい放題な感じで。
地球に意志があるなら怒ってんじゃないでしょうかね。
ほどほどにしなさいってね。
  
こういう時には、
解決策をきちんと述べるべきなのでしょう。
大シカは、
オオカミが来なかったら
絶滅していたかもしれないこの話。
 
 
うーん。ちょっと真面目に考えていきたいと思いました。
解決案を書かなくてすいません。