ジャッキーちゃんは、コーギー犬の女の子です。10歳になるのですが、春頃に右足の跛行が始まりました。肩関節の疾患とのことで治療を受けていたそうですが、5月に私の病院へおいでになりました。
診察をしてみると、手根関節(手首の関節)の不安定症です。体重をかけると手首がグキッとなって、痛くて前足がつけないのです。
私も、ジャッキーちゃんのような重症例は初めてでしたので、大学の整形外科の先生に診察をしてもらいました。
私の病院は、月に1回大学の整形外科の先生がきてくれます。私の母校で私もまだ大学の外科の研究生ですが、その外科の教室の准教授にきてもらっています。
整形の先生の診断も同じでしたが、関節固定の手術をしたらどうかとの提案をしてくれました。人はものを投げたりするため手首の関節を固定すると、生活に不自由が出ます。
しかし、わんちゃんは、歩きやすい角度にプレートで関節を固定してしまうと、痛みもなくなりスタスタと歩けるようになるのです。
ジャッキーちゃんは5月24日に、その外科の先生が手術を行ってくれました。
手術は、お昼から6時間かかり無事に終わり、今日は2ヶ月目の検診です。
ジャッキーちゃんは、テクテクと普通に歩けるようになっています。
前足をなめるために、手術後首にしていた、エリザベスカラーも今日でおしまいです。
よかったですね!
歩けるようになった、ジャッキーちゃんです。