草村動物病院 「動物の診察室から」

新潟市の草村動物病院のブログです。
高度獣医療のこと、日々の診療で思うこと、動物たちのことなど書いていきます。

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 昨日は、横浜で講習会があったので、午後から出かけて今日の午後に帰ってきました。

 横浜に、「JASMINどうぶつ循環器病センター」があります。
 
 1年半前にできたのですが、そこは動物の心臓外科を行う、世界で一番の病院です。

 小型犬は、左の心臓の弁膜の病気「僧帽弁閉鎖不全症」がとても多く見られます。

 一般的には内科治療だけで維持していくのですが、そこでは僧帽弁形成術を行い、動物を救うことができるのです。

 心臓を一時的に止めて、人工心肺を使う手術なので、高度な知識と技術を持ったチームが必要です。

 施設や機械もお金がかかりますし、スタッフもたくさん必要なため、手術の料金もかなり高額になります。

 全国から患者様が集まります。僧帽弁閉鎖不全症で、内科治療以外でも外科手術もあることを私の病院では今まで患者様にきちんと説明をしてきませんでした。

 以前からそこの院長先生とは、学会でお会いするときなどお話をさせていただいていたのですが、昨日は講習会の前に、病院も見学させていただき、現在の状況もよく説明を受けてきました。

 横浜まで行かなければならないのですが、成功率も90%以上ですので、やはり選択肢として患者様にきちんとご説明する必要があると感じて帰ってきました。

 私はもうこれから心臓外科は無理ですが、将来は新潟でも心臓外科ができるようにしていかなければと思います。







そこの手術室です。




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 先週末、1頭のシェルティちゃんが、右半身麻痺で連れてこられました。

 検査の結果は、左大脳に大きな腫瘤が見つかりました。

 画像からは、大脳鎌からの髄膜腫が強く疑われます。

 準備の都合がありましたので、今日手術になります。

 たくさんの出血がした場合に備えて、輸血も必要ですので、昨日の夕方に「阿賀の虎太郎君」に来てもらい、献血をしてもらいました。

 私は手術中だったので、虎太郎君の画像がないのですが、とてもいい子に献血してくれたそうです。

 虎太郎君、ありがとうございます!ぺこり!







今日手術の「くうちゃん」、症状はどんどん悪化しています。頑張りましょうね。今日は朝から準備が始まり、10時麻酔導入予定です。何時に終わるんだろう、、、、








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 昨日は、ミニチュアピンシャーの頸部脊髄腫瘍の手術でした。

 「リンスちゃん」、頸部痛で今月初めから治療していましたが、症状がひどくなってきたので、CT,MRIの検査をしました。

 椎間板ヘルニアでしたら、そのまま手術になるのですが、リンスちゃんは脊髄腫瘍が強く疑われたため、後日(昨日)手術になりました。

 手術は顕微鏡下の手術になり、1時に始まって術後のMRI検査も含めると終わったのが8時過ぎでした。

 リンスちゃん、ご苦労様でした。








今朝のリンスちゃんです。




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 ここ数日、神経の疾患が続いています。

 椎間板ヘルニア疑いで検査が3頭続いたのですが、ミニピンちゃんは頸髄の腫瘍で、月曜日に手術の予定です。

 四肢麻痺のヨーキーちゃんは、頸部の「脊髄梗塞」で入院中です。

 半身麻痺のシェルティー君は、「脳腫瘍」だったので、火曜日に手術の予定です。

 同じ病気がやはり続きます。

 





ブログを書く時間がなく、写真が溜まってしまいました。膀胱摘出の「ルウ君」、感染があったので1週間入院しました。金曜日に無事退院でした。









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 この数日、これから数日も、ヘビーな手術が押しています。

 今日も、パテラの手術や大腿骨部の軟部組織の腫瘍疑いの子、その他もろもろだったのですが、急に他院様から、ラブラドールの腹腔内出血の子が紹介されてきました。

 脾臓に腫瘍があり、肝臓からの出血です。

 輸血が予想されていたので、未来の子供の「すみれちゃん」に連絡をしたのですが、ラブラドール君の貧血のパーセントは24%でしたので、ギリギリ大丈夫と判断し手術を始めました。

 しかし、お腹を開けてみると体重30kgなのですが、腹腔内には吸引しただけで1、5Lの血液が溜まっていました。

 出血が始まったばかりで、貧血のパーセントがまだ下がっていなかっただけだったのです。

 脾臓と、出血している肝臓の一部を摘出し、すぐに「すみれちゃん」に連絡をしきてもらいました。









すみれちゃんは51kgで、兄弟に比べスレンダーです。とても優しい顔をして、とてもとてもいい子です。すみれちゃんのおかげで、また一つに命が救われました。
ありがとうございました!ぺこり!







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 最近、猫の尿管結石が増えています。というか、以前は私たちが尿管結石の認識が低かったのかもしれません。

 腎臓は2つありますが、1つが機能しなくなっても、もう1つの腎臓が機能していれば症状にはあまり出ることはありません。

 猫ちゃんが尿管結石で連れて来られる場合には、過去に片方の腎臓が機能しなくなっていて、もう片方の尿管に結石が詰まってしまうため、急激に状態が悪くなります。

 尿管結石が詰まる場合にも、1つの結石が詰まるのではなく、腎臓の腎盂に数個の結石があり、それが尿管を通じて膀胱へ移動するのですが、小さな結石が尿管に壁にとどまり、そこにまた結石が移動して尿管が閉塞してしまうのです。

 昨日連れて来られた、アビシニアンの「ベリーちゃん」、まだ4歳の女の子です。

 主治医の先生が、尿管結石を疑いご紹介してくれたのですが、エコー検査、 CT検査で、右の腎臓はすでに機能しなくなっており、左の腎臓には数個の結石があり、尿管内にもたくさんの結石が詰まっていました。

 状態は悪く、貧血のパーセントは21%ですので、輸血が必要です。手術前に輸血の準備が始まりましたが、ベリーちゃんの血液型はB型でした。

 日本猫の血液型はほとんどがA型で、外国の猫の中に、稀にB型の子がいます。

 私の病院の猫たちは、みんなA型です。B型は、B型同士の輸血しかできませんので、輸血なしの手術を行うしかありませんでした。

 そして、午後から手術が始まったのです。

 なるべく尿管は残した方がいいので、丁寧に尿管を周囲から剥離して、尿管内の結石を取り出しました。

 しかし、つまっていた部分の尿管組織は、傷ついていて縫合しても狭窄してしまいます。

 そこで、縫合はきらめて、閉塞していた部分から下部の尿管を切り取り、尿管と膀胱を縫合することにしました。

 縫合は終了したのですが、やはり尿管はとてももろくなっているため、短縮した尿管と膀胱はテンションがかかるので、尿管を残すことは断念しなければなりません。

 そうなると最後の方法は、SUBシステムを使って、腎臓と膀胱をカテーテルでつなく方法です。

 結局手術が終わったのは8時過ぎでした。

 最初から、SUBシステムを入れれば手術時間は1時間ほどです。でも、猫ちゃんにとってより良い方法を行う努力は常にしていかなければと、術後のミーティングでみんなと話し合いました。






 
ベリ



今朝のベリーちゃん、無事に手術は終わってよかったです。




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 私がトライアスロンを始めたのは1991年です。

 毎年色々な大会へ出ていたのですが、4年前にC型肝炎の治療を1年間行った時、ちょうどその時に病院も建て替えることになり、それからトライアスロンには参加していませんでした。

 昨年の11月を最後に、ロタトライアスロンがなくなることになったので、久しぶりに参加をしました。

 その後、忙しさにかまけて走ることも泳ぐこともしていなかったので、お腹がポンポコリンで、現在は、とてもアスリートとは言えない状態です。

 今年はロタはもうありません。佐渡に出るには練習量が足りません。そこで、今年のレースは12月のパラオトライロンに出ることにしました。

 佐渡に比べて距離は短いので、それほど練習しなくても良いのですが、レースまでにはアスリートの体にしておかないと、、、

 と、いうわけで、3日前に走り始めて、今日は家内の方のお墓詣りが柏崎なので、行きだけ自転車で行きました。

 空は青空、海もとてもきれいで、そして風は突風の追い風でしたので、最初は結構楽チンだったのですが、さすがに柏崎に近ずく頃には気温も暑かったので、すっかり干からびてヘロヘロでした。

 ぽんぽこぽんのお腹は、自転車で前かがみになると、座布団を挟んでいるようで情けなかったです。







東電お客様サービスホールの前です。








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 先日、脾臓摘出手術を行った、コーギー犬の「ジャッキーちゃん」。

 術後の経過はすこぶる順調で、昨日退院しました。

 しかし、今朝の3時過ぎに電話があり。佐藤先生が当直で対応したのですが、具合が悪いためおいでになり、そのまま入院となったそうです。

 私が朝5時半過ぎに入院室をのぞくと、ジャッキーちゃんがICUに入院してしました。

 未来や仁君の散歩や、ロンちゃんに食事をあげていると、佐藤先生が降りてきて昨夜の報告を受けました。そしてジャッキーちゃんの様子を見ると、さっきまで座っていたジャッキーちゃんの呼吸が停止していたのです。

 6時40分でした。すぐに二人で蘇生を行い、飼い主様に連絡をし、おいでになったのが7時10分、30分間蘇生を続けましたが、ジャッキーちゃんは戻ってはきませんでした。

 ジャッキーちゃんは、昨日お家に帰ってからも、食事もたくさん食べ、単身赴任で帰宅していたお父様にも、いっぱい甘えていたそうです。

 確かにジャッキーちゃんの手術前の状態は非常に悪く、自分で自分の血液を自己凝集させるような状態でした。

 そんな状態ですので、輸血をしても輸血した血液が壊れてしまいますので、術中からの輸血となりました。

 しかし、ジャッキーちゃんは翌日から食事も取れていて、血液の壊れるのも止まっていました。

 私たちは、大丈夫と思って退院させましたが、ジャッキーちゃんの体はギリギリのところで保っていたのかもしれません。

 お家に帰りたい一心で、元気になったようにしてたのでしょうか。

 とてもとても残念ですが、ジャッキーちゃんは天国へ行ってしまいました。

 せめてもの救いは、1日だけですが、ご家族と楽しい時間を過ごせたことです。

 ご家族の皆様、ご苦労様でした。






 

 




より目で、とても懐っこく、可愛い子でした。









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 今日と明日はお盆休みをいただいているのですが、継続の患者様は午前中においでになります。

 でも、継続の患者様ではない患者様も、午前も午後もおいでになります。

 毎年緊急の手術が入るのですが、今日は前日からの予定のCT検査や、MRI検査、そして骨の腫瘍疑いのワンちゃんの骨のサンプリングだけでした。

 午後の診察に入り、パピヨンの「スミレちゃん」が診察に来ました。

 スミレちゃんは13歳の女の子。朝から急に具合が悪く嘔吐もありました。

 診察をしてみると、脾臓の腫瘍がお腹の中で破裂して出血しています。このままでは死んでしまうので、夕方の診察がひと段落してからなるべく早く手術の予定を組みました。

 しかし今日の獣医師の出勤は、佐藤先生、敦井先生、私の3人だけで、夕方は骨盤骨折の猫ちゃんやその他色々な病気の子達が来ていました。

 スミレちゃんはお腹の中で出血していますので、輸血が必要です。

 幸いなことに、先日献血をしてくれたバルト君の血液が残っていました。血液は採血後3週間は保存血液として使えるのです。

 スミレちゃんにはすぐに輸血が開始され、外来、入院は鶴居先生に任せて佐藤先生と私は、手術に入りました。

 予想していたとうり、お腹の中は大量の出血がありましたが、脾臓摘出は時間もかからず終わりました。

 しかし、お腹の臓器を確認すると、肝臓の一部に腫瘤が見つかったのです。その部分だけ大きく腫れていましたので、その部分もいつ破裂するかわからない状態でした。

 結局、腫瘍化している肝臓も切除し、無事手術終了です。

 バルト君の血液があったおかげで、また一つの命が救われました。

 バルト君ありがとうございました。

 スミレちゃんは、ICUに戻ってまだ輸血が続いています。

 スタッフはもう帰って、佐藤先生と私が見ています。







手術前のスミレちゃん、輸血中です。やっぱりお盆は緊急手術が入ります。









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 お預かり中の、「すみれちゃん」と「蓮子ちゃん」。

 とても仲良しなので、入院ケージの仕切りを外して2つつなぎにし、2頭一緒にお預かりです。

 朝はお休み処に2頭で入っていたのですが、夕方は、2頭でトイレに入っています、、、、、












器量良しで、仲良しです!









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