○「アンサング」でドラマティックス物語放送
【Latest Edition Of “Unsung” Features Dramatics】
ドラマティック。
ソウル・ミュージックの音楽ドキュメンタリー・テレビ番組として定評のある『アンサング』その最新回でデトロイト出身のソウル・ヴォーカル・グループ、ドラマティックスがフィーチャーされている。
ドラマティックス物語(約35分)→
ドラマティックスは、71年スタックスからのヒット「ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット」、さらに72年の「イン・ザ・レイン」、さらに、ABCに移籍してのビリー・ポールのカヴァー「ミー&ミセス・ジョーンズ」など数多くの大ヒットを放っているデトロイトきってのソウル・ヴォーカル・グループだ。
しかし、そんな彼らも栄枯盛衰、メンバー間の確執、レコード会社の悲運、ドラッグ禍などを経験し、ヒットが出なくなる。そんな彼らに救いの手を差し伸べたのが、スヌープ・ドッグだった。
さっそく35分一気に見てしまったが、当初ハイスクールの学生だった頃、モータウンにオーディションに行き、卒業してから戻ってこいと言われたこと、作曲家トニー・へスターが初期にとても重要だったこと、初期のリード・シンガー、ウイ・ジー(のちにソロ・シンガーに)がリードを取って傲慢になって出ていく話、デトロイトの重要プロデューサー、ドン・デイヴィスがプロデューサーとなり、スタックスに売り込んでくれ、しかし、そのスタックスが倒産しABCに移籍するところなど、すべての歴史がドラマティックでおもしろかった。
そして、ドラマティックスは実質的にはラリー・デンプスがリーダー的存在だったことが意外だった。ロン・バンクスでも、LJレイノルズでもなかった。LJが、ウイ・ジーが突然グループを辞めたときに、ドラマティックスのレパートリーを全部歌えたので、すぐにグループ入りを決めた話などもおもしろかった。
ソウルトラックスの紹介記事→https://goo.gl/bxEpX1 ウイ・ジー、トニー・へスターらの悲劇。
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