○父の日の定番「ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー」物語
【For Father’s Day : Luther’s “Dance With My Father”】
父。
今日(2017年6月18日)、毎年6月の第3日曜が父の日。そして、父の日の定番といえば、最近はもっぱら2003年のルーサー・ヴァンドロスの「ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー」。金曜日(6月16日)大西さんが『ザ・ナイト』でかけたらしい。(この日は久保田利伸ライヴに行っていて、聴けなかったが、#thenite のハッシュタグを後から追って知った)
ルーサーがこれを出したのが2003年5月30日、その前の4月16日自宅で脳梗塞で倒れていた。そして、グラミーを2004年2月に獲得し、2005年7月1日に54歳という若さで亡くなる。そして、2006年7月1日、目黒のブルースアレイで「ソウル・サーチン:ザ・セッション」で「ルーサー・トリビュート」を豪華に行った。本「ソウル・サーチン・ブログ」は2002年6月から始まり、10月から日々一日も休みなく更新しているので、このあたりはかなり詳細にカヴァーしている。そんな中から、「父の日」記念でルーサー関連記事のいくつかをピックアップしてみよう。
July 03, 2005
Luther Vandross Died At 54: Reunited After 46 Years With His Father
http://blog.soulsearchin.com/archives/000364.html
(万一上記リンクが見られない場合はこちらで↓)
http://www.soulsearchin.com/blog_archives/?p=1295
「ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー」について
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200306/diary20030620.html
歌詞の内容解説→
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200306/diary20030621.html
ルーサー・ヴァンドロス~ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー (中古だったら1円から)
ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー(概要)
Written by Luther Vandross, Richard Marks
「それは、僕が子供だった頃、人生がすべての純真さを失う前のことだった。父は僕を高く持ち上げてくれた。父は母や僕と一緒にダンスを踊ってくれた。父は寝付くまで、僕をあやしてくれ、そして2階の寝室に連れてってくれた。そんな時確信したものだ。僕は父に愛されている、って。
もう一度チャンスがあるなら、一緒に父と散歩をしたり、踊ってみたい。僕は決して終わることがない歌をかけよう。どれほど、僕が父ともう一度踊ってみたいと思っていることか。
母の言い付けに僕が納得できない時、僕は父のところに助けを求めに走ったものだ。父は僕を笑わせ、慰め、でも、結局母の言い付けたことを僕にやらせてしまった。
そんな夜遅く僕が寝ていると、父は枕もとにそっと1ドル札を忍ばせてくれた。そんな父がいなくなるなんて、夢にも思わなかった。
最後にもう一度父をどこからかそっと見ることができるなら、最後のダンスを一緒に踊れるなら、僕は決して終わることがない歌をかけよう。なぜって、僕はもう一度、どうしても父と一緒にダンスを踊りたいから。
ときどき、母がドアの向こうで父を思い出してすすり泣いているのを聴いた。僕はそんな母のために、祈った。
僕は無理なお祈りをしたかもしれない。『母が唯一愛した人をもう一度生き返らせて』っていうお祈りだからね。もちろん、神様、あなたはそんなことは普通してくれないってわかってる。でも、母はものすごくもう一度父とダンスを踊りたいんだ。
僕が寝るとき、これこそが僕が夢見る夢なんだ。」
この曲を聴いた方からのメール。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030813.html
DANCE WITH MY FATHER (Lyrics) - LUTHER VANDROSS
https://www.youtube.com/watch?v=WQDLu0tRASI
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もうひとつの「ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー」物語
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040211.html
ルーサーの死から1年後の2006年7月1日、僕のイヴェント「ソウル・サーチン:ザ・セッション」で「ルーサー・トリビュート」を。そこではルーサーの親友、ディーヴァ・グレイが登場、また、一人芝居高山広さんが見事な「ルーサー物語」を演じてくれた。あのパフォーマンスは本当に感動した。
そのときの様子。
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_02.html
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_03.html
この「ソウル・サーチン」のルーサーの回は本当によかった。トークパネルに松尾潔さん、オダイジュンコさん、今は亡き岡伸昭さんが登壇。ミュージシャンもケイリブから、ジーノ、シャンティ、木下航志、そして、黒沢薫&マル、和田昌哉、ディーヴァ・グレイまでと今では考えられないほどの超豪華さ。よくこんなブッキングができたものだ。(笑)
ここでのライヴをきっかけに、マルは黒沢さんのバックコーラスになったり、和田さんはその後10年ぶりにブルースアレイで自身のライヴをしたり、ディーヴァの単独ライヴが半年後に行われたりとさまざまに発展していった。
July 04, 2006
"Soul Searchin': The Session Vol.1"(Part 3): Behind The Back Stage
【ソウル・サーチン・ザ・セッション:舞台裏では・・・】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_04.html
July 05, 2006
"Soul Searchin': The Session Vol.1"(Part 4): After The Dance...
【話はエイント・ノー・ストッピン・・・】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_05.html
July 07, 2006
Takayama Hiroshi Talks About Luther Vandross
【高山広・ルーサーを語る】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_07_07.html
これらのブログを久々に読み返したら、あのときの感動が強烈に蘇ってきた。高山さんの「ルーサー物語」再演したいなあ。高山さんには、このあと、「アレサ・フランクリン物語」もやっていただいたので、2本立てでやっていただきたいと、もう10年くらい思い続けている。
ENT>MUSIC>SONG>Dance With My Father
ENT>MUSIC>Vandross, Luther