◎「ベスト・ヒット80ズ・ミーツ・シンフォニー」を終えて~ジョディ・ワトリーの涙 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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◎「ベスト・ヒット80ズ・ミーツ・シンフォニー」を終えて~ジョディ・ワトリーの涙

 

【Round Up For Best Hit 80s Meets Symphony】

 

ジョディ。

 

今回のスペシャル・ゲストは、シーナ・イーストンとジョディ・ワトリー。二人とも、このオーケストラと一緒に歌うことを楽しんでいたようだが、特にジョディは、このオーケストラ・アレンジを気に入っていた。

 

ジョディは4曲歌ったが、3曲目のちょっとスロー目の「エヴリシング」は、曲調とストリングスなどのオーケストラ・アレンジがじつにはまり、素晴らしい出来になった。2日目、この曲への思いを歌い始める前に少し語った。

 

「本当に素晴らしい。この素晴らしい経験を一緒にみなさんと共有できて感謝しています。こんな機会を与えてくれたミスター・ソウル・サーチンにも感謝します。そして、なによりもみなさん、ありがとうございます。アーティストとして、ソングライターとして、私は曲を書き始めた頃から長い曲がりくねった道のりを歩んできました。曲を書くことが何なのかも知らない子供だった時、最初に詩のようなものを書き始めた頃、それは、私の辛い時代からの逃避でもありました。そして音楽を作ることができるようになり、できた作品は、人々をひとつにするという力を持つようになりました。そして、音楽は、人々に希望を与えることもあれば、そうでないときもあります。人生のもっとも暗闇の時代からインスピレーションを得たこともありました。私は、ふだんは黒い衣装を着るのですが、今日は赤を着ています。これは私の愛、人生への新しいパッション(情熱)のシンボルなんです。新しい夢と目的を追い続けるために、みなさんにもアドヴァイスしたい。『あなたのパッションをあなたの中で燃やし続けてください。そして、すべてのもの(エヴリシング)からそれを邪魔されないように』と」

 

 

そしてオーケストラをバックに歌われた「エヴリシング」。この中で印象的なトランペット・ソロを披露してくれたのは、東フィル首席奏者の古田 俊博さんだそうだ。

 

歌っているうちに、この立派でゴージャスなオーケストラに感極まったのか、曲を終えて、「私、最高に感激しています。もうずいぶん昔に録音した曲が時の流れとともに、どんどんと素晴らしくなり、この東京フィルハーモニー・オーケストラと一緒に歌えて、心から感謝しています。泣きそうだわ。(笑) ありがとう、ありがとう(涙声)」と涙を拭いた。

 

最後は、シャラマー・メドレー。

 

 

 

Photo by Nagino Hiroaki

 

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サイン。

 

ライヴ後、今回の全曲のアレンジを担当した佐藤さんが楽譜にサインを求めにいったところ、そのアレンジを気に入っていたようで、4曲ともフルスコアにサインをしていた。

 

そして、これは社交辞令かもしれないが、「私がオーケストラでライヴをやるときは、ぜひお願いするわ」という言葉まで飛び出した。これには、佐藤さんも、周囲のスタッフも大喜びだった。

 

ジョディ―は、「ベスト・ヒットUSA」用のインタヴューをライヴ後おこない、これは後日、番組で放送される。

 

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Best Hit 80s Meets Symphony:

Jody Watley Setlist

 

01.  Looking For A New Love

02.  Real Love

03.  Everything

04.  Medley : A Night To Remember / Second Time Around

 

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■ジョディ―・ワトリー、2017年2月来日決定

 

決定。

 

ジョディ―は来年(2017年)2月の来日が決定している。

 

2017年2月6日(月)、7日(火)、ビルボードライブ東京

2月9日(木)、ビルボードライブ大阪

 

予約受付開始日 クラブBBL会員2016年11月22日(火)

一般2016年11月29日(火)

 

東京03-3405-1133 大阪06-6342-7722

 

(この「ベストヒット80ズ・ミーツ・シンフォニー」については、もう少し続きそうです)

 

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