○■「トライベッカ映画祭」でメアリーJブライジのドキュメンタリー、ミスティー・コープランドドキュ | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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○■「トライベッカ映画祭」でメアリーJブライジのドキュメンタリー、ミスティー・コープランド・ドキュメンタリー発表

【Tribeca Film Festival Premier Mary J. Blige Documentary And Misty Copeland Documentary】

ドキュメンタリー。

2002年ロバート・デニーロなどによって創設された「トライベッカ・フィルム・フェスティヴァル」の2015年回が4月15日から26日にニューヨークで行われるが、その特別上映作品にメアリー・J・ブライジのドキュメンタリー作品『ザ・ロンドン・セッションズ』とネルソン・ジョージが制作した黒人のバレリーナとして注目を集めているミスティー・コープランドを追ったドキュメンタリー作品『ア・バレリーナズ・テール』が出品される。

これにともない、ビーコン・シアターで行われるプレミア上映会でメアリー・J・ブライジが登場、ライヴ・パフォーマンスを見せることになった。またこのプレミアで、ネルソン・ジョージとミスティー・コープランドのトークショーも行われる。

http://tribecafilm.com/stories/tribeca-film-festival-2015-special-screenings

■トライベッカ・フィルム・フェスティヴァル

トライベッカはニューヨーク・マンハッタンの下(南)に位置するエリア。「トライアングル・ビロー・キャナル・ストリート」の略。地図を見るとわかるが、キャナル・ストリートより下のほうの三角地帯、という意味。一時期ソーホー(サウス・オブ・ハウストン)に続いて芸術家などが多数集まるようになった地域で、おしゃれなレストランや店がある。

2001年9月11日に起きた「911テロ」の影響でしばらく同地域の経済なども停滞したが、それを受けニューヨークの復興を願い2002年からこの映画祭が始まった。

現在ではこの映画祭での上映を希望する作品が毎年4000本以上届き、2週間近くの期間中に700本近くが上映される大規模な映画祭になっている。また、9部門でそれぞれ最優秀作品を毎年選んで発表している。部門は次の通り。

1. ベスト・ナレーティヴ・フィーチャー
2. ベスト・ニュー・ナレーティヴ・フィルムメイカー
3. ベスト・アクター・イン・ア・ナレーティヴ・フィーチャー・フィルム
4. ベスト・アクトレス・イン・ア・ナレーティヴ・フィーチャー・フィルム
5. ベスト・ドキュメンタリー・フィーチャー
6. ベスト・ニュー・ドキュメンタリー・フィルムメイカー
7. ベスト・ナレーティグ・ショート
8. ベスト・ドキュメンタリー・ショート
9. ステューデント・ヴィジョナリー・アワード

http://tribecafilm.com/

■メアリー・J・ブライジ・ドキュメンタリー

メアリー・Jが2014年11月にリリースしたアルバム『ロンドン・セッション』の製作過程を追ったドキュメンタリー。いかにメアリー・Jがこの作品をプロデューサーたちと作っていったか、曲を書いていったかなどが描かれる。映像には、サム・スミス、エミリー・サンデーらも映っているという。監督はサム・レンチ。撮影は10日間ほど。

■ア・バレリーナズ・テール

一方、音楽評論家からフィルムメイカーになったネルソン・ジョージが製作した作品『ア・バレリーナズ・テール』は黒人のバレリーナ、ミスティー・コープランドのこれまでを描いたドキュメンタリー。コープランドは1982年生まれ。13歳でバレーを始め天才と言われ、奨学金を得て注目されるようになった。

最近ではプリンスのステージに登場し、バレーを披露したことでも知られる。

またこの映画はいわゆるファンド・レージング(資金募集)の「キックスターター」を使い、4万ドルを目標に集めたところ、657名の出資者から5万4千ドル集まり、完成にいたった。ファンドの締め切りは2013年10月21日だった。

そのときのキックスターターの募集ページ。

https://www.kickstarter.com/projects/819201034/a-ballerinas-tale?ref=video

MOVIE>A Ballerina’s Tale
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