【Soul Music Lecture Report 3】
質疑応答。
先日の「ソウル・ミュージック講座」、想定通り時間が押し、最後に予定していた質疑応答がほとんどできなくなりました。いらっしゃった方に質問を書いていただきましたが、その中からランダムに選んで、ここで回答いたしましょう。
参加約130名から32枚質問票を受け取りました。
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加藤さんからの質問。
「ソウル・オン」誌はまだ販売していますか? ソウル・オンがないとしたら、そのような音楽雑誌はありますか?
お答え。
「ソウル・オン」はすでに廃刊になっています。発行者の桜井ユタカさんもお亡くなりになりました。
それにかわる雑誌はありませんが、ソウルやブラック系について書かれた雑誌ということであれば、隔月刊ででているワックスポエティックス誌、ブルーズ寄りのブルーズ&ソウル・レコーズ誌があります。
桜井ユタカさん訃報
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11551062725.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11553036101.html
ワックスポエティックス誌
Wax Poetics Japan (No.36) : Diva Issue (ワックス・ポエティックス・ジャパン)
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GruntStyle Inc.
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ブルーズ&ソウル・レコーズ誌
ブルース&ソウル・レコーズ 2014年 12月号 [雑誌]
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スペースシャワーネットワーク (2014-10-25)
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質問。(基本、名前を書くところがなかったので、無記名です。次回からは名前の記入欄を作ることにいたします)
12月のここでのスタイリスティックスの公演を見たいと思っています。ソウル初心者の楽しみ方はありますか?
お答え。
特にこれといったことはありません。ライヴに行くときに、予習をすればいいという人もいれば、予習なんかしなくていい、その場でぶっつけ本番ででてきたものを楽しめばいい、という意見もあります。
スタイリスティックスの場合、どの曲もみなさんにとっておなじみの曲ばかりでしょうから、普通に行って楽しめます。どうしても予習ということであれば、スタイリスティックスのベスト・アルバムなどを一枚何度も聞いて、曲を覚えておけば、より楽しめるでしょう。
プラチナム・ベスト スタイリスティックス
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スタイリスティックス
ビクターエンタテインメント (2013-10-23)
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ミコさんの質問。
今日のヘアスタイル、「ストレート・パーマ」かかってますか? 「アフロ」なんてしてみたいですか? 似合うかも~(笑) (注意) パンチパーマとは違いマス!
お答え。
この日のヘアは、何もしてません。自然のそのままです。アフロはたまにしてもいいかな、と。(笑) ティトとかつらをかぶった写真がこちらです。
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10959694955.html
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mOnkey(モンキー)さんからの質問。
吉岡さんは何歳頃からソウル・ミュージックに興味を持ったのですか。自分から見ると吉岡さんは「語るソウルおたく」、押阪さんは「曲をかけるソウルおたく」(ディスコおたくなのか?)。 これからもいい番組、いい企画をして楽しませてください。今日は「ソウル・サーチン・レイディオ」の生放送のようで面白い。
お答え。
音楽にどのようにのめりこんでいったか、そしてどのようにソウル・ミュージックに入っていったか、下記のブログに詳細を書いてあります。こちらです。
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11472001636.html
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11472020691.html
このあたりのお話は、それこそこれだけで2時間は行けるので、またの機会にじっくりお送りしましょう。
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質問。(30代男)
ソウル・ミュージックとジャズの接点が気になります。フィリー・ソウルのストリングスを多く用いたアレンジは、ジャズの要素が含まれていますし、70年代クロスオーヴァー~フュージョンを経由したつながりも気になります。
クルセイダーズ----ジョー・サンプル、ラリー・カールトン、デイヴィッド T.ウォーカー、ランディー・クロフォード、
↓
ヒューバート・ロウズ、
↓
クインシー・ジョーンズ
飛びますが、ジョージ・デュークもジャズ畑の人ですよね。このあたりを深く知りたいです。
お答え。
今回はブルーズとゴスペルが合わさってソウル・ミュージックになった、という話に軸足を置いて話しました。もちろん、そこにジャズの要素もいれたかったのですが、ちょっと話がこんがらかりそうなので、あえてゴスペル+ソウルに絞ったのですが、ジャズとソウル、ファンキー・ソウルとジャズ、フュージョンとソウルなどのテーマで、これだけでも2時間いけますね。(笑)
たとえば、ジェームス・ブラウンなど、ゴスペル、ブルーズの要素を土台に持ちながら、ビッグバンド・ジャズの影響も受け、そこからさかんにジャズ的なインストゥルメンタル曲をたくさんレコーディングしています。レイ・チャールズも、サム・クックも同様です。
そうしたジャズとの融合がファンキー・ジャズのようなものを生み出し、1970年代に入り、より洗練されたフュージョンへ発展していきました。
またフィリー・ソウルに限らず、アレンジができる人たち、譜面が書ける人たちはそもそもジャズの要素を素養として持っています。そのあたりも、音楽ジャンル的には血の濃い親戚といっていいでしょう。
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「ソウル・ミュージック講座」番外編でした。
まだまだ質問が残っていますので、明日以降、適宜ピックアップしていきたいと思います。
EVENT>Soul Music Lecture Vol.1.