◎☆ジャクソンズ・ユニティー・ツアー・ライヴ | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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◎☆ジャクソンズ・ユニティー・ツアー・ライヴ

【Jackson’s Unity Tour】

上陸。

2012年6月20日、カナダから始まったジャクソンズの「ユニティー・ツアー」。北米21本、ヨーロッパ10本、中東アブダビ1本をやってアブダビから来日。日本3本のあと、マレーシア、シンガポール(計3本)、さらに2013年2月~3月までヨーロッパ(19本)と続くツアーの一環。

ジャクソン5からジャクソンズをリアルタイムで知っている年配のファンからマイケルで知った若いファンまで広い年齢層が集まる。

バンドは昨年のジャクソンズ・リユニオンがベースになっている。今回もバンドマスターは、ジャネット・ジャクソンの音楽監督もしたレックス・サラス。昨年はレックスはステージにあがっていなかったが、今年はしっかりあがっていた。(ステージ向かって右側[上手]のキーボード)

昨年のリユニオンと大きな違いは、今回はジャーメイン・ジャクソンが参加していること。ジャッキー(61歳)、ティト(59歳)、ジャーメイン(57歳、12月11日で58歳)、マーロン(55歳)、平均年齢58歳のジャクソン・フォー。平均年齢58歳にしては、舞台狭しとあちこち動き、演奏し、歌う。汗びっしょりだ。みな40数年以上同じ動き、同じ歌を歌っているのだから、その動きは昔ながらのものを彷彿とさせる。

ジャクソンズのオープニングといえば、お約束の「キャン・ユー・フィール・イット」。ここから一気にヒット曲メドレー。そして、ビデオで「ウィ・アー・ヒア・トゥ・エンタテイン・ユー」を見せた後、しばしレアな曲を披露。その後「ジャクソン5」メドレーから、ジャーメインのソロ一曲(「ダイナマイト」。なぜか「レッツ・ゲット・シリアス」が落ちていた。「シリアス」のほうが日本では人気があるから、そっちのほうがいい)からエンディングの怒涛のメドレーへ。

やはり、マイケル楽曲、ジャクソン5、ジャクソンズのヒット曲は客席前列に座っていた(実際は立っていた)熱狂的ファンが熱烈に反応。

マイケル・リード部分は、ジャーメインやジャッキー、マーロン、ティトらが代わる代わる歌う。

マーロンの元気いっぱいのはしゃぎっぷりが印象に残った。彼はエンタテイナーという感じ。ティトは黙々と寡黙にギタープレイに専念。ジャーメインは神経質にイヤモニ(耳につけるイヤーフォン・モニター)などを気にしている。ジャッキーはステージをエンジョイしている感じだ。

下記セットリストの10~13は、珍しい選曲だがやはりなじみが薄くリアクションが弱い。やはり、ジャクソン5、ジャクソンズ時代のヒット曲に専念してほうがよさそうだ。

最後もお約束、ジャクソンズ時代から「シェイク・ユア・ボディー」。「ハートブレイク・ホテル」からは一挙に盛り上がる。「シェイク~」でたまたま二人の子供がステージに上げられたが、男の子のほうが友人夫妻のお子さんでびっくりした。彼は普段から『ディス・イズ・イット』のDVDを毎日見てマイケルになりきっていたので、ムーンウォークまでステージで披露。大喝采を浴び、メンバーも驚いていた。R君、これで経歴に「ジャクソンズと共演」と書けます。(笑) 

■ メンバー

ジャクソンズ=

ジャッキー・ジャクソン Jackie Jackson
ティト・ジャクソン Tito Jackson
ジャーメイン・ジャクソン Jermain Jackson
マーロン・ジャクソン Marlon Jackson

バンド=

レックス・アラン・サラス(ミュージカル・ディレクター) Rex Salas
ケネス・タウンゼント(キーボード)Kenneth Leon
カイル・ボールデン(ギター) Kyle Bolden
トーマス・オーガン(ギター)Thomas Organ
ブランドン・ブラウン(ベース) Brandon Brown
チャド・ライト Chad Wright (ドラムス)
ステイシー・ラモント・シンドー (パーカッション) Stacey Lamont Syndor (Percusion)
イヴェット・マリー(コーラス)Yvette Marine、
ニコール・ジャクソン(コーラス) Nicole Jackson (コーラス)
ホアン・パブロ(コーラス) Juan Pablo “JP” Castillo

■ セットリスト

show started 19:16
01. Can You Feel It
02. Blame It On The Boogie
03. I Wanna Be Where You Are (Michael Jackson's “Got to Be There”)
04. Rock With You (Michael Jackson's “Off The Wall”)
05. Show You The Way to Go
06. Lovely One
07. We're Here To Entertain You (Video Interlude)
08. Good Times
09. Looking Through The Windows
10. Time Waits For No One
11. Heaven Knows I Love You Girl
12. Push Me Away
13. Man Of War
14. Gone Too Soon (Michael Jackson's “Dangerous”)
15. The Jackson 5 Medley: I Want You Back / ABC / The Love You Save / Never Can Say Goodbye
16. All I Do Is Think Of You
17. I'll Be There
18. Dynamite (Jermaine Jackson's “Dynamite”)
19. Can't Let Her Get Away (Michael Jackson's “Dangerous”) (member introducing)
20. Heartbreak Hotel
21. Wanna Be Startin' Somethin' (Michael Jackson's “Thriller”)
22. Don't Stop 'Til You Get Enough ( Michael Jackson's “Off The Wall”)
23. Shake Your Body (Down to the Ground)
Show ended 20:49

(2012年12月6日木曜、東京国際フォーラム・フォーラムA、ジャクソンズ・ライヴ)

■ ジャクソンズ・ライヴ





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