【Eric Benet: You Don’t Need Spanish Fly, Just Have Eric Benet Album】
ムードメイカー。
1997年7月に初来日して以来、1999年7月、2005年9月、2007年9月、2009年2月、2009年12月に続いて通算7回目の来日。1年9ヶ月ぶりの来日だ。
いつもながら女性ファンが圧倒的多数を占めるエリック。この日曜セカンドは、超満員で立ち見も出るほど。3連休の中日ということもあるのか。なんとこの日は、アル・マッケイ・オールスターズのヴォーカル、ティムとデゥヴィエーがライヴを見に来ていた。ちょうど僕の隣に座ったティムはエリックのデビュー前からLAで知っているという。
そしてそのエリックを求める熱気はいつになく熱い。そのためか、もう1曲目から席の前方のほうではお客さんが立ち上がっている。これまで1曲目から立ち上がるなんてあっただろうか。今回はドラムスが前回と同じだけで、他が新しくなり、しかも前回よりギタリストが加わり、ぐっとバンド・サウンドがよくなった。これであとコーラスが1人か2人加われば完璧だ。
それにしても、この歌のうまさと色気をどう文字にすればいいのか。「僕はこの東京が大好きだ!」と言い、観客からやんやの喝采を浴びる。
「スパニッシュ・フライ」はラテン調で観客から女性を一人ステージに上げて、一緒に踊る。この曲の解説をエリックはした。なんと「スパニッシュ・フライ」とは、ヴァイアグラのような精力増力薬だという。「だが、あなたが女性とそういう風になりたければ、スパニッシュ・フライは必要ない。エリック・ベネイのレコードがあれば、それで万全だ」と。そう、女性を口説くのにエリック・ベネイのラヴソングがあればいい。以前だったら、その役割をマーヴィン・ゲイやテディー・ペンダグラスが担っていた。
この日珍しいと思った選曲が「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」とアイズレイ・ブラザーズの大ヒット「フットステップス・イン・ザ・ダーク」。アイズレイも、ベネイの流れの源にあるアーティストだ。エリックが「ビトウィーン・ザ・シーツ」など歌ったら、超はまりまくるだろう。アイズレイ、マーヴィン、テディーあたりをメドレーでやられたら、観客は卒倒間違いなしだ。ぜひこの路線で徹底的に行って欲しい。
エリック・ベネイは、まさにムードメイカー。
ライヴは水曜まで、ブルーノート東京で。
https://reserve.bluenote.co.jp/bn-reserve/reserve2/BC0100_zaseki.jsp?event_id=1559
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■最新盤 『ロスト・イン・タイム』
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■ 2008年リリース 『愛すること、生きること』
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■メンバー
エリック・ベネイ(ヴォーカル)Eric Benét(vo)
ジョン・リッチ(キーボード)Jon Rych(key)
ジョン・ジョンソン(ギター)John Johnson(g)
アフトン・ジョンソン(ベース)Afton Johnson(b)
ジョン“スティックス”マクヴィッカー(ドラム)John "Stixx" McVicker(ds)
■ セットリスト
Setlist : Eric Benet; Blue Note Tokyo, September 18, 2011/09/19
(ブルーノートのセットリストには、Spend My Life With Youが書いてあるが、実際はやらなかった)
show started 20:46
01. Intro: Love Don’t Love Me
02. The Hunger
03. Spiritual Thang
04. Chocolate Legs
05. Spanish Fly
06. Don’t Let Go
07. Sometimes I Cry
08. You’ve Got A Friend [James Taylor, Carol King, Donny Hathaway]
09. Footsteps In The Dark [Isley Brothers]
10. You’re The Only One
Enc. Georgy Porgy [Toto]
Show ended 21:58
(2011年9月18日日曜、ブルーノート東京、エリック・ベネイ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Benet, Eric
2011-124