○『ディス・イズ・イット』を観に『メロウ・ディズニー』をバックに舞浜イクスピアリへ | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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○『ディス・イズ・イット』を観に『メロウ・ディズニー』をバックに舞浜イクスピアリへ

【Headed For Ikspiari To See "This Is It"】

メロウ。

いよいよ今週27日(金)に終わってしまうマイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』。というわけで、昨日(25日水曜)、近場で見ようと思い、品川プリンスをチェックしてみると、夕方、夜が満席ソールドアウト。川崎アイマックス、六本木ヒルズ、新宿バルト、豊洲、新百合丘など片っ端から、満席か席があっても一番前とかでだめということが判明。あきらめかかったところ、舞浜のイクスピアリでなんとか入れそうなのでさっそく8時50分の回をネットで予約。

舞浜といえば、ディズニーランド。そこで、そのお供にはブラザー松尾KC潔氏プロデュースの最新作『メロウ・ディズニー』を。つい先日CDをもらい、カーステにいれて舞浜へ。ディズニーに行くBGMにはうってつけ。このアルバムは、ディズニー作品を松尾さんが、最近のR&B系アーティストを起用してプロデュースしたもの。登場アーティストは東方神起、MayJ.(メイジェイ)、平井堅、古内東子、三浦大知、有坂美香、青山テルマなどなど錚々たる面々。

「ホール・ニュー・ワールド」から、「ホエン・ユー・ウィッシュ・アポン・ア・スター」、「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」などおなじみのタイトル全12曲。これを今風R&Bサウンドで味付け、若いJポップファンに支持されそうな作品に仕上げた。この中ではゴスペル調の有坂美香の「サムデイ」が堂々とした歌いっぷりで個人的に気に入った。着ウタ、アルバム買いか。

何でも、今の20代、30代がクリスマスに過ごしたいホテルのベスト3はディズニー関連ホテルが独占しているということで、そんなクリスマス時期にこの『メロウ・ディズニー』はぴったりかもしれない。12月9日発売なので、その日がお誕生日の子にプレゼントもよし、クリスマスプレゼントにもよし。松尾潔プロデュースの極上なメロディーで愛が深まることまちがいなし。(笑)

そうこうしているうちに、舞浜に到着。通算5回目となる『ディス・イズ・イット』だが、ネットで予約した時点では半分くらいだったが、なんと到着してみると、満席ソールドアウト。ネットで予約しといてよかったなぁ~。

今回の発見は、いや、再確認は「アース・ソング」。どうもこの歌は僕は、リハの音源ではなく、既存録音のCD音源か何かのアウトテイク(別ヴァージョン)ではないかと思っていたのだが、それに対してけっこう確信を持った。

それにしても、マイケルが地球温暖化について言及しているナレーション部分は、なぜああいうナレーションがあったのか不思議に思う。コンサートで流すビデオ映像のバックにマイケルのナレーションが入るとは思えないのだが、流すつもりだったのだろうか。「アース・ソング」「ヒール・ザ・ワールド」「マン・イン・ザ・ミラー」での3部作におけるメッセージを語る上ではひじょうに重要なナレーションだ。

エンドロールが終わり、「ヒューマン・ネイチャー」がかかる。ブレイクでストップしてマイケルが言う。「ここでボタンをかけ、自分の時間が少し欲しいんだ。そして観客をじらして~」

キラキラ光るマイケルの足がつま先立って、映画は幕を下ろす。マイケルは、映画が終わった後も観客をじらし、そして、マイケルの時間に浸っている。まだつま先立ちをして、たまたま瞬間立ち止まっているだけなのだ。それはあたかも、To Be Continued (つづく)と言っているかのようでもある。この日は映画が終わると、かなりまとまった拍手が巻き起こり、やはり最終日も観に行こうと決意を新にした。(だが、チケットがけっこうないみたいらしい)

■『メロウ・ディズニー』(2009年12月9日発売)ディズニー・ファンはチェキ

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ENT>ALBUM>Mellow Disney