吉岡正晴のソウル・サーチン

ソウルを日々サーチンしている人のために~Daily since 2002


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★川畑満男氏ソウル・バー歴30周年記念パーティー~フィーチャリング・ジェームス・ギャドソン

【豪華絢爛大ソウル・パーティー】

豪華。

全国ソウル・バー総本山赤坂ミラクル・オウナー、川畑満男氏のソウル・バー歴30周年を記念したパーティーが2009年5月17日(日曜)、東京・六本木のA-LIFE(エー・ライフ)で行われた。3フロアで複数のDJプレイがあったほか、ライヴも。それがこの日の最大の目玉で、ロス・アンジェルスからやってきた伝説のドラマー、ジェームス・ギャドソンをフィーチャーしたライヴ・バンドのショー。ここにニュー・オーリンズからの山岸潤史、キーボードにやはりかつてニュー・オーリンズで活躍した吉弘千鶴子、ベースになにわの清水興という強力ファンク部隊が揃っての演奏となった。

会場は、全国のソウル・バー関係者、音楽ファン、ソウル・ファン多数であふれかえっていた。ソウル・バーは日曜が休みのところが多いため、多くのソウル・バー・マスターが登場していた。沖縄オージー、都内恵比寿・ブラウン・シュガー、川崎ソウル・ビート、大宮ディープ、下北沢しずおかや、リトル・ソウル・カフェ、ダンステリアその他多数だ。おや、マイケル&ケイコがいないぞ…。(笑)

さらにこのほかに川畑さんとゆかりのあるミュージシャンたちが多数かけつけ、楽屋はごった返していた。

ライヴは第一部が4人での山岸オリジナル曲や、ジョニー・ギター・ワトソン曲、バンド・オブ・プレジャーの曲など。いずれものり抜群で、ブルーズ調の曲でも観客は踊る。第二部がこの4人をベースに、当日遊びに来たミュージシャンたちが次々と入れ替わり立ち代りステージにあがり、ジャム・セッションを繰り広げた。

それにしても、みんな楽しそうにプレイしてる。ソウルオヤジ川畑さんの元に集まったみんなが好き勝手に、自分たちの好きな音楽を思い切りエンジョイしている、という感じだ。ある種、ファミリー・パーティーのような楽しいジャム・セッションで、たとえば、山岸の熱血プレイぶりに、思わず僕もステージ横から「ヤマギシー~~」と声をかけてしまった。(笑)こんな楽しいパーティーは、川畑さんのキャラクターのなせる業か。

第二部で僕は初めてみたが、北京一さんの「かたつむり」というのがめちゃくちゃおもしろかった。ブルーズ調のバックに乗せ、パントマイム風動きと、おもしろいストーリー展開が最高に楽しい。聞くと、北京一さんは、その昔北京一・京二として漫才をやっていたが、その後単身渡米しロスでパントマイムを勉強し、帰国後はソー・バッド・レヴューを結成、リード・シンガーとなった。現在は歌とそのパフォーマンスを合体させたものをやっている、という。この「かたつむり」は彼の18番だそうだ。

しかし、この4人、たかが4人でよくこれだけのリズム、サウンドを作ることができる。

第二部ではまたまた熱いジェイ公山のサム・クックなどでオールド・スクール客を熱狂させる。そして、最後2曲、ギャドソンの盟友、ビル・ウィザースの2曲「キッシング・マイ・ラヴ」と「ユーズ・ミー」は、本物のジェームス・ギャドソンのドラムスで最高だった。あのチッチッチという独特の音が、レコードそっくりでもうたまらない。客の中からも、「本物だよ、本物がやってるよ」という声が聞こえてきた。

このギャドソンのドラム・プレイについては、川畑さんがMCで「僕が一番好きなドラマーなんです。あんまりでしゃばらないで、でも、ちゃんと自分らしさがあって」といったようなことを言っていたが、本当にその通りだ。

ジェームス・ギャドソンは、1939年6月生まれ。現在69歳、来月70歳だ。ワッツ103(ワンハンドレッド・サード)ストリート・バンド、ビル・ウィザースなどを皮切りに、セッション・ドラマー、プロデューサーとして多数の作品に参加してきた、伝説のドラマーだ。しかし、伝説というよりも、まるでまだまだ現役の超強力なドラマーだった。しかも、歌も歌うのだからたまらない。

下記セットリストをごらんになるとわかると思うが、今は亡きジョニー・ギター・ワトソンの作品が多いことに気づかれるだろう。実は、ジェームス、山岸らは、今回この川畑パーティーともう一件、トリビュート・トゥ・ジョニー・ギター・ワトソンのライヴのために、来日したのだ。それは翌日月曜のことなので、それは明日レポートする。

ワトソンは1996年5月17日、横浜の「ブルーズ・カフェ」というライヴ・ハウスで1曲目が始まってステージにでてきたところで倒れ、そのまま帰らぬ人となった。もちろん観客は、それが最初は演出だと思ったが、何分経っても起き上がらないので、ミュージシャンたちが焦り始め、ことの重大さに気づいたのだ。5月17日は、それからちょうど13年である。

(この項、つづく)

■ メンバー

James Gadson (Drums)
Shimizu Kou (Bass)
Yamagishi Junshi (Guitar)
Yoshihiro Chizuko (Keyboards)
+++
Jay Kouyama (Vocal), Chaka (Vocal), Take (Vocal), Kita Kyoichi (Vocal), Hank Nishiyama (Guitar), Jimmy Hashizume (Drums), Minamisawa Kaz (Guitar), Nao (Sax), horn sections, among others

■ セットリスト ジェームス・ギャドソン・バンド@Aライフ 2009年5月17日
Setlist : James Gadson Band @ A-Life, May 17, 2009

show started 22:16
00. MC Kawabata Mitsuo
01. Slap Jack [Yamagishi Jun]
02. Superman Lover [Johnny Guitar Watson - 1976]
03. 12:23 [Yamagishi Jun]
04. Cuttin’ In [Johnny Guitar Watson - 1962]
05. Woke Up This Morning [B.B.King]
06. Long Distant Lover [Band Of Pleasure]
07. Born Under A Bad Sign [Albert King, William Bell]
08. Love Land [James Gadson, Charles Wright & Watts 103rd Street Rhythm Band]
show ended 23:10

Second set
show started 01:02
01. Holy Ghost [Bar Kays] (Jay Kouyama)
02. A Change Is Gonna Come [Sam Cooke] (Jay Kouyama)
03. Special Lady [Band Of Pleasure] (Chaka & James Gadson)
04. Got To Be Real [Cheryl Lynn] (+3 horn players, Take from Skoop On Somebody, +girl singer)
05. Taste Of Tokyo [Band Of Pleasure] (James sings)
06. Katatsumuri [Kita Kyoichi]
07. Untitled Jam Session (featuring Ichiro)
08. Kissing My Love [Bill Withers]
09. Use Me [Bill Withers]
show ended 2:45?

(2009年5月17日日曜、六本木Aライフ=ジェームス・ギャドソン・グループ、川畑満男ソウル・バー歴30周年記念パーティー)

ENT>MUSIC>LIVE>Gadson, James
2009-44

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