サプライズ満載 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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(少しだけネタばれがあります。ご注意ください)

【ソウル・パワー 2007始まる】

サプライズ満載お金キラキラ

いよいよ『ソウル・パワー・東京/ナニワ・サミット2007』が始まった。たっぷり3時間半、休みなし。一言で言うとこれもあり、あれもあり、なんでもあり超豪華な幕の内弁当、しかも、こんな食材があるかというサプライズ満載だ。8月11日(土)のナニワ・サミットが終了するまで、セットリストなどは公開しないでくださいとのことなので、今日は軽い感想を。

今回ひじょうにいいと思ったのは、アーティストの転換がひじょうにスムーズで、次々と矢継ぎ早にアーティストがでてきて、観客をまったく飽きさせない点。それを可能にしているのが、バックバンドとして、ナニワ・エキスプレスとスクープ・オン・サムバディーの2バンドが待機していること。60秒もないビデオが流れる間に、バンド転換、アーティスト転換がさっと進む。

また、とにかくたくさんのアーティストがでてくるので、まるでソウル・ライヴのオムニバス状態。さらに、それらのアーティストたちのコラボレーションがあちこちで見られるのでひじょうに楽しい。

本当にトイレ休憩がない。(笑) 実際、僕は6時半から最後のアンコール終了まで、一度も席を離れなかった。

いいなあ、と思ったのは、たとえばゴスペラーズと二人のヴォーカル・デュオとのコラボレーションなどを見ていると、本当に「ヴォーカル・グループいいなあ」と痛感する。ヴォーカル・グループの楽しさは、低音、中音、ハイ・ヴォイス、ファルセットなどの声が自由自在にからみあい、そして、無限大のヴァリエーションを生み出すところ。まさにいくつかのコラボレーションでそうした魅力が全開だ。アンコールの1曲目も、かなり有名なソウルカヴァーだが、これもヴォーカル・グループの醍醐味をだした。

何よりも昨年以上に、より密度が濃く「ソウル色」が強くなった。ソウル・ヒットのカヴァー曲がぐっと増えたこともあるし、振り付けがあちこちで見られたりということもある。一言でソウル度がぐっと上がったということだ。全35曲中、10曲以上がソウル関係のカヴァーという点もそれを証明している。

単なる幕の内というよりも、お正月の超豪華おせち料理かな。しかも、3段くらいの。(笑) 

■ソウル・パワー・サミット(Soul Power Summit 2007)は、今日7月31日(火曜)武道館、8月11日(土曜)大阪万博記念公園と2回公演があります。

■過去関連記事(昨年のソウルパワー・ライヴ評)

July 27, 2006
Soul Power Tokyo Summit 2006
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_27.html

August 01, 2006
Soul Power Tokyo Summit 2006: A Leader Said "Thank You" To Another Leader
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200608/2006_08_01.html

ENT>MUSIC>LIVE>Soul Power 2007, Tokyo Summit
2007-93