移籍 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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【ジャネット・ジャクソン、アイランドへ移籍】

移籍手紙矢印ラブレター

ジャネット・ジャクソンが、これまでのヴァージン・レコードからアントニオ・LA・リードのアイランド・アーバン・レーベルへ移籍した。アイランド・アーバンの社長は、現在のジャネットのボーイフレンド、ジャーメイン・デュプリ。昨年、デュプリが同レーベルの社長に就任したのを機にジャネットの同レーベルへの移籍がうわさされていた。すでに、ほんの何週間か前からジャネットは新録のためスタジオ入りしている。

このプロジェクトのA&R(制作担当)は、アントニオ・リードじきじきにてがけ、デュプリはかかわらないという。デュプリは、アイランドのもうひとりの歌姫、マライア・キャリーの新作をてがけることになる。アイランドは、ジャネットとマライアという強力なディーヴァふたりが顔を揃えるという珍しい例になる。普通ひとつのレーベルには、同種のシンガーは置かない。ジャネットのヴァージンにおける最後の2枚『ダミタ・ジョー』と『20 Y.O』はどちらも不本意な成績に終わった。一方、マライアの前作『エマンシペーション・オブ・マライア』(2005年)はひじょうによく売れ、グラミー賞にも多数ノミネートされた。マライアも奇しくもヴァージンからアイランドに移籍している。マライアはヴァージンでは失敗作『グリッター』(2001年)1枚をリリースし、契約を解除した。

マライアのアルバム、ジャネットのアルバム、ともに年内発売を目指すが、お互いによい競争になるだろう、としている。

一方、デュプリは自身の自伝本『ヤング、リッチ・アンド・デンジャラス、マイ・ライフ・イン・ミュージック』を10月にリリースする予定だ。

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ENT>MUSIC>ARTIST>Jackson, Janet