紫の雲をみた*『虞美人』東京公演初日続き |  *so side cafe*

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元宝塚歌劇団雪組、壮一帆さんの現役時代の記録。ただいまシーズンオフ。

初日の舞台を観たあとは決まって、東京の劇場が、自分にとってホームなんだなと思う。

大劇場では、非日常感が強くなりすぎるからか、いつも全体が観られないんですよね。

お稽古場の映像を見て、「戦いを終わろう」の銀橋に、彩音ちゃん出てたっけ? なんていって申し訳ありませんでした。

今日その場面を観て、確かに彩音ちゃんはいたと確信しました。舞台を見るとわかる、わたしはちゃんと知っていました(笑)。

この場面、あやねちゃんに鎧を着せてほしかった。確か原作の戯曲では、最後は鎧を身につけている設定になっていたと思います。

舞台装置にも、やっと目が行くように(笑)。一幕序盤の劉邦の村の場面、ホントに紫の雲がたなびいていました。

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一幕の幕開き、劉邦と呂姫が地下にもぐり、入れかわりにセリ上がってくる項羽と虞姫が、まばゆいばかりに美しかった。発光してた。

久しぶりの、劉邦のアルカイック・スマイル。ダメですダメです、顔がゆるみます(笑)。

おなじみの仲間たちに、また出会えた! はん樊、蕭何、曹参の三人は、いつ見てもかわいい。初日から会話もはずんでる。

鴻門の会のチームプレイがやっぱり楽しい。
まるでわたしの好きなサッカーチーム、FCバルセロナのような華麗なパスワーク(笑)。
アウェイの競技場に単身乗り込む劉邦を、みんなが華麗にバックアップ。

手拍子のなか、最後の方でゆうさんが「♪とーぶー」と歌うところ、ちゃんと手拍子がやんで気持ちよかった。

パレードの劉邦がキラキラ。綺麗。

ゆうさんのあいさつは、とても落ち着いていました。カーテンコールでは、「まだ千秋楽じゃないですよ」と、盛り上がる客席をいさめたりしてた(笑)。

これから一ヵ月どうぞよろしくお願いします。