世界にたったひとつのガラスアート
「じぶんでやさしく彫れる」を
お伝えしています。
工房Sorriso,木下浩子です。
本日は、金繕いのお稽古。
一年越しの貝に、
ようやく金箔を貼る日がやってまいりました!
えー、一年越しとはどう言う事かと申しますと
はまぐりというのは手に入りやすい時期というのがあって
お正月、またはひな祭りの季節に
魚やさんの店頭に並びます。
一般的にこの時期以外は、難しいらしいですよ。
(築地とか魚市場に行けば別なのかも知れませんが)
買った貝を水に浸して柔らかくした後
蝶番をはずし、皮を削り落としてお掃除して
表面を磨いておきます。
内側に金箔を貼れば
なんとも美しい、貝合わせの完成です。
そして今日は、いよいよ金箔を貼る日~
なのでした。
エアコンを止め、蒔き筆やら箔挟みやら
すべて準備万端整えてからの緊張の一瞬。
弁柄を塗った貝に、金箔をふわりと掛けるのですが・・・
見事失敗。
箔挟みでつかみ、貝の上に乗せようとした瞬間
金箔がクシャクシャとなってしまいました。
すんごく難しい!
なんとか持ち直して、結果的には一応は貼れましたけれど。
ドキドキしますね~。
でも、何かいいです。このドキドキワクワク感が。
ガラスに彫るっていうのも
初めての時は、きっとドキドキなんでしょうけれど。
今度、初心を思い出すために
初めての方に「ドキドキした?」って
聞いてみましょう。
この金箔を貼るという練習は、いずれガラスに
金や銀などの模様を入れる時に応用できると思うのです。
グラスリッツェンと組み合わせたら、
お祝いのグラスなどが華やかになりますから
ぜひともマスターしたいなと、思っています。
この貝は、2週間後に真綿で磨きます。
1ヶ月したら器として使えるんですって。
今年のひな祭りには間に合いませんでした。