「The Endless River」

2014年に前作の『対/TSUI』以来20年振りに発表されたラスト・アルバム。

邦題は、『永遠/TOWA』

2008年に亡くなったリック・ライトのトリビュート・アルバムとして

制作されました。

「対」は当初、二枚組として計画されていたらしく、その膨大な未発表音源の

中からリック・ライトの演奏を抜き出して完成させた様です。

そう言った意味では、ジョン&ヨーコの「ミルク・アンド・ハニー」みたいな

位置付けになるのかもしれません。

ピンク・フロイドらしさは残っているものの、当然の事ながらバンド全体で

突進していくような展開はほぼ見られず、淡々と進行していく内容で

リック不在のためもありツアーも行われませんでした。

米英では大ヒットを記録しましたが、日本ではさほど話題にならなかったと

記憶しています。

ロジャー派の私は、彼の脱退以降の作品はデヴィッド・ギルモアの才能は

感じていてもピンク・フロイドの作品としてはあまり評価していないのですが、

その中でも個人的に最も聴かなかった作品の一つですね。

The Endless River (Full Album)
https://www.youtube.com/watch?v=IZUG653xJ7Q&t=1118s