この生徒のお母様にお会いしたい!と思いました。 | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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コーチングの技術を使って、子どもの育て方、見守り方をお伝えしています。

●この生徒のお母様にお会いしたい!と思いました。


こんにちは 三浦真弓です。

新学期が始まりました。

小学校では、すこしずつ、新しい学年になれていくように

ゆっくり、いろいろなコトがスタートすると思います。

 

中学校、高校では、一気に新学期の行事をするところが多いですね。

そのうちの1つに、健康診断もあります。

 

身長、体重を測定したり、視力検査をしたりすることの他に、

学校医の先生がきて、診察してくださる

「内科検診」「歯科検診」「耳鼻科検診」

などもあります。

 



内科検診は、学校医の先生に、

脈、心音や肺の呼吸音などを聞いていただいたり、

背骨の曲がりがないか、姿勢はよいのか、などを

みていただき、

総合的に診察していただきます。

上半身裸になります。

教室から裸で来るわけにはいかないので、

内科検診会場のどこかに、脱衣エリアを作ります。

体操服に着替えてもらっていて、

ささっと、検診が出来るようにお願いをします。

私は基本的に、女子の会場の記録係をしていました。
着ている服が体操服ですからね。

みんな、だいたい、ばさっと脱いで、片手に持っていたり、

保健室のベンチにおいたりする生徒が多かったです。

(一人一人は、見えないように、こんな感じで囲っていました)

ある年、1年生女子の検診が終わったので、

同じく1年生男子の検診会場を手伝いに行きました。

体操服姿で順番を待っているので、

自分の番が近づくと体操服を脱ぎ始めるのですが、

ある男の子は、その抜いた体操服を、きちんとたたみ始めました!

ほかの男子に

「すぐ着るんだから、テキトーにおいておけばいいじゃん」

なんて言われていましたが、気にせず

「すぐできるし」

と、たたんで脱衣エリアの机の上に置きました。



こんな感じです!
いやいや。びっくりしました。

脱いだものをたたむって、しつけがされているんだー!

と、当時はびっくりというか、感動しました。

わざとぐちゃぐちゃに置く必要はありませんが、

脱いで、しわにならない程度に、

ばさっと置いてもらってもよかったんですけどね。
体操服なんだし。

でも、こういうところで、

日頃、家でどのようにしているのかということが、

なんとなく、垣間見られたりもしました。

お手伝いしているご家庭なのかな?

脱いだものをたたみなさいと、しつけをしているご家庭なのかな?

なんてね。

この男子生徒を育てられたお母さんに、お会いしたいものだなーと、

当時、まだ子どものいなかった私は思いました。

体操服をバサッと脱いでも、かまいませんからね。

丁寧にたたむことよりも、

スムーズに進む方を優先してほしいという、検診現場もありますからね。

 

ただ、こういうところで、さりげなく、たたむことが出来るという

そう言う行動が取れることも素晴らしいな~

 

そんなふうに感じた、検診会場でした。

ということです。

 

(くれぐれも、ここでの行動が、内申書に影響するとか、ないのでね。

そこは気にしないでくださいね~)

 



「定期健康診断」について、ほけんだよりなどでも、

なんのためにするのか、どのようにするのかという、

ご案内があると思います。

こちらでも、少しずつ、ご紹介していきますね。
右内科検診って何するの!?