ある会社は小さいながらも自社ビルだったのですが、いわゆるオフィス街ではなく、どちらかと言うと住宅も混在している地域にありました。
賃貸と違って自社ビルですから自分たちの好きなように使用できるのが大きなメリットです。
でも困ったことが。
なんと、ビルの入口横がゴミ集積場に指定されていたのです。
ゴミの日の朝は、近所のゴミが会社の入口横に積み上げられていました。
東京の間口の狭いスペースゆえ、ゴミを入れるボックスも置くことができないので、袋に入れた状態で積んでネットをかけただけ。
燃えるゴミの日は大変です。
オフィスからは「生ゴミ」は出ませんが、ご近所の家庭や料理店からは「生ゴミ」が出てきます。
するとカラスの標的になるのは必然。
会社に着くと入口が生ゴミだらけ、なんてことも結構あります。
会社の前ですから、知らん顔もできず、掃除しなければなりませんよね。
掃除をする会社は伸びるとは言うので、掃除するのはいいことなんですが、みんな何だかしぶしぶで納得がいかない。
お正月明けの初回のごみ収集日なんてすごいんですよ。
近所の皆さんが、ここぞとばかりゴミ出すので、会社の入り口塞がれる勢いです。
「さあ、新年だ、今年も頑張ろう！」
って決意して家を出ても、会社に着くとゴミの山。
テンション下がります。
こんな状態でしたので、区役所に相談しましたが、ゴミ集積場の移転はそう簡単にはできないという返事。
それはそうですよね、ウチの前はゴミ嫌だから、おたくの前にお願いします、と言われて「いいですよ」という方はなかなかいない。
事あるごとに相談しましたが、どうしても移設してもらうことはできませんでした。
唯一のメリットは帰り際、遠いゴミ集積所に行かずに、ポイッとゴミを捨てて帰れることです。
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本日もありがとうございました。
今日も一日頑張りましょう！