この日は美術館をハシゴする予定でした。
まず最初に行きたかったのは…
ヒント(オレンジの木)
ここ、オランジュリー美術館。
この名前は19世紀にナポレオンの甥、ナポレオン3世が、お妃のためにオレンジやレモンの温室をこの場所に作らせたことに由来するんですって。
モネの睡蓮を一度見たくって。
まずは地下で、マネやピカソの絵画を鑑賞。
それから上に上がって睡蓮の間に入りました。
マネやピカソだって世界的な芸術家なのに、この睡蓮の間を見てしまうとただの前座にしか見えない…
それくらい迫力がありました。
写真では伝えきれないこの美しさ。
パリに行く機会があれば、ぜひぜひご覧くださいね!
モネの睡蓮の感動も冷めやらぬまま、次はオルセーへ。
ところが、オルセーすごい人!!!
行列に並んでも、何時間待てば入れるのかわからないような状態だったので、今回はあきらめました。
5月は気候がいいので、GWの日本人だけでなく、スペインやイタリアからも結構観光客が来てるんですよね~。
パリはとても賑やかでした。
代わりに、お昼間にセーヌをお散歩。
途中、メゾン・ド・ショコラで食糧を仕入れたりしつつ、ノートルダム・ド・パリまで。
ここで、しっかりエネルギー補給!!
メゾン・ド・ショコラのエクレアはショコラ・カフェ・キャラメルと3種類あるんですけど、私のおすすめはショコラとカフェです。ショコラはもちろんお家芸(なんせ"メゾン"だし)なので当然のことながら、カフェがこれまたおいしいんですよ。
クリームにコクがあって。
キャラメルはね、ちょっとベタつく甘さが苦手です。
もっとほろ苦のキャラメルにしてほしい。。。
ノートルダム聖堂の近くには裁判所があったりするんですがなぜかここで弁護士たちがストライキしてました。
弁護士には黒い制服があるんですって、法廷ではこの制服で仕事するんですってよ。
ダビデくんの友達にも弁護士が何人かいるんですけど、そのうちの1人がFacebookに制服姿をのせてました。
黒いガウンに真ん中に白いタイがぶら下がっている制服です。
まぁ、イギリスでは弁護士がモーツァルトみたいな髪型のカツラをかぶっていたりするし、こういうところがヨーロッパの伝統なんでしょうかね~
日本では弁護士のストライキなんてなかなか見られないですから、面白いもの見せていただきました。
オルセーをキャンセルしたので時間が余ってしまった私たち。
去年の冬に乗れなかったバトー・ムッシュに乗ることにしました。
私、ず~っとこの船のことバトー・ムッシュー(Mr.船)だと思ってたのですが、Bateaux-Mouches(ハエ船)だったんですね。。。
ハエって…
「なんでハエ船なの?」とダビデくんに聞いてみたら「わかんない~。セーヌがcacaみたいに汚いからじゃない?」となんともステキな回答をいただきました
HPによると「18世紀初頭、造船業が盛んなリヨンのムッシュ地区で建造された船(バトー)が、「バトー・ムッシュ」です」だそうです。
ムッシュ地区…なんとなくスラムのようなところを想像してしまいます。。。
アルマ橋まで移動して乗船。
観光シーズンだけあって、船は満席。
船が出発したとたん、中国人観光客が思いっきり立って写真を撮り始めました(笑)
たぶん到着するまでほとんど座ってないんじゃないかしら?
1番前に陣取って、モデル風ポージングで写真を撮る若いお嬢さんがいたりして人間観察がたのしかったです。
そんなワケで、船からのお写真はあまりありません。
セーヌからのオルセー美術館。
船はアルマ橋から出発してコンコルド広場、オルセー美術館、ルーブル美術館の脇を通りながら、シテ島へ向かいます。
ちょうど散歩したばかりの道を今度はセーヌから眺めることになりました。
天気も良く、1時間ぼんやりと河の上を漂うのは気持ちよかったですよ。
今度は夜に乗ってみたいです